南城市議会 > 2019-06-13 >
06月13日-02号

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  1. 南城市議会 2019-06-13
    06月13日-02号


    取得元: 南城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 元年  6月 定例会(第4回)       令和元年第4回南城市議会(定例会)会議録1.開議     6月13日 10時00分 宣告2.散会     6月13日 16時26分 宣告3.出席議員   1番 安谷屋 正議員  11番 上地寿賀子議員   2番 運天貴也議員   12番 吉田 潤議員   3番 宮城秋夫議員   13番 平田安則議員   4番 森山 悟議員   14番 中村直哉議員   5番 新里 嘉議員   15番 大城竜男議員   6番 宮城康博議員   16番 宮平憲二議員   7番 島袋裕介議員   17番 松田兼弘議員   8番 仲間光枝議員   18番 親川孝雄議員   9番 前里輝明議員   19番 玉城 健議員  10番 知念俊也議員   20番 国吉昌実議員4.欠席議員   なし5.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長      山城 匡   事務局次長     仲村幸也  事務局係長     仲村勝尚6.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者  市長        瑞慶覧長敏  教育長       上原廣子  副市長       新屋 勉   教育部長      上原 昇  総務部長      新垣 聡   上下水道部長    知念哲雄  企画部長      當眞隆夫   農林水産部長    森山紹司  市民部長      屋比久正明  土木建築部長    玉城 勉  福祉部長      城間みゆき  福祉部参事     宮城寛志  土木建築部参事   屋我弘明7.議事日程-----------------------------------     令和元年第4回南城市議会定例会 議事日程[第2号]                令和元年6月13日(木)午前10時開議日程第1       会議録署名議員の指名について日程第2       一般質問(7人)           (1)松田兼弘           (2)平田安則           (3)運天貴也           (4)新里 嘉           (5)森山 悟           (6)中村直哉           (7)親川孝雄-----------------------------------8.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ9.会議の経過  次のとおり ○議長(国吉昌実)  皆さんおはようございます。 これから本日の会議を開きます。 諸般の報告を行います。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、8番仲間光枝議員及び9番前里輝明議員を指名します。 日程第2.これより一般質問を行います。 なお、本日の質問者はお手元に配付してあります議事日程のとおりであります。 順次発言を許します。 最初の質問者、松田兼弘議員。 ◆17番(松田兼弘議員)  ハイサイ、グスーヨー、チュウウガナビラ。松田兼弘でございます。 質問に入る前に、消費税増税中止を国に求めます。 国は、誰もが安心し活躍できる人生100年社会を作ると掲げ、幼児教育、保育の部分的無償化や、低所得世帯の学生への支援等をアピールしていますが、財源は低所得者ほど負担が重い消費税増税であります。 非正規が増やされる中、実質賃金が下がり、子育て、教育も大変な現役世代、医療介護も年金も給付減の高齢者、全世帯を負担が襲う消費税、さらなる増税に国民の6割が反対の声を上げております。 消費税増税に頼らずに財源は確保できます。税の本質は、高所得者には高い負担を、低所得者には低い負担が負担公平原則であります。 大企業にもとの法人税負担を中小企業並みの負担を求めて4兆円、株でもうけている証券優遇税の是正で3兆円、米軍への思いやり予算や辺野古新基地中止で4,000億円と、約7兆円余りの財源の確保が可能です。 今、国がやるべき仕事は税金の集め方、使い方であり、辺野古基地の中止、大企業法人税減税をやめ、富裕層に負担を求めれば消費税増税をすることはありません。 質問に入ります。 第1、子育て施策の充実について。 子どもたちが生き生きと成長できる社会にすることは、大人も含め社会が豊かになることにつながります。憲法のもとに児童福祉法を定め、保護者、国、自治体に心身とも健やかに育成する責任を定めております。 ここで論議を豊かにするために、通告にはない文言を挿入させていただきます。 子育て支援についての私の基本的視点として、4点でございます。 1つ目は、子どもに関する施策は当事者である子どもを主人公とし、個人とし、人格的に最大限に尊重されること。 2つ目は、保護者が子育てや子どもの成長に喜びや生きがいを感じることができるまちにする。 3つ目は、地域社会全体が子どもと子育てを支え、保護者に寄り添い、子育てに対する負担や不安、孤立感がないようにするまちにすること。 4つ目は、子どもの頃から健康づくりに取り組む、健やかな発達を促し、より良い生活習慣を形成することは、生涯を通じた健康な生活習慣を継続するための基礎になります。幼児期、学童期に健康教育を学ぶことです。 本市の子育て施策の充実をともに作り上げる立場から、以下について伺います。 本市の子育て支援施策の事業実績、今後の方向性を伺います。 市民部関連、福祉部関連、教育部関連を伺います。 2点目に、南城市子どものまち宣言の基本的考えを伺います。 3つ目に、宣言にあたっての全庁連携について伺います。 大きい2番目、道路行政について。 1、新里坂の県道137号線の整備について。 ①歩道が剥離、ひび割れがあり、早期の補修を求めます。 尚巴志ハーフマラソンに向けてランナーの皆さんがもう練習を始めております。安全確保は喫緊の課題であり、早期の対策を求めます。 ②道路幅員の拡幅等の抜本対策を求めます。 大きい2番目に、南部東道路の早期着工に向けての全市的な取り組みについて考えを伺います。 (3)市長の沖縄県国道協会会長の役割について伺います。 大きい3番目に、兼久の住環境整備について。 1、冠水浸水等による水害防止対策を求めます。 当面の対策を求めます。 3番目に、抜本対策を求めます。 大きい4番、交通安全対策について。 1、公共交通再編事業での高齢者、障害者の外出支援と、乗車時等の交通安全確保の考えを伺います。 2、75歳以上の高齢ドライバーの運転免許証自主返納者の支援について、本市の考えと支援策がないか伺います。 以上です。 ◎市民部長(屋比久正明)  おはようございます。市民部長の屋比久です。 早速、松田兼弘議員の1点目の、子育て施策の充実について(1)子育て支援施策の事業実績と今後の方向性についての①市民部関連についてお答えいたします。 市民部健康増進課においては、母子の健康保持増進を目的に母子保健事業を通した子育て支援を実施しております。 母子健康手帳交付時に全員への面接を始め、出産後は新生児訪問、2カ月児訪問、3カ月こんにちは赤ちゃん訪問、4カ月児健診、7カ月児健康相談、10カ月健診、1歳6カ月健診、2歳健康相談、3歳児健診と切れ目ない支援に加え、中学1年、2年生の生活習慣病予防健診を実施しております。 法定の事業のみでは子どもの発達に応じた保護者支援が不十分だと考え、平成23年度以降、2カ月児訪問や7カ月児健康相談、2歳児健康相談、中学生の生活習慣病予防健診を市独自に取り組んでおります。1歳6カ月健診や3歳児健診の受診率は90%以上と県平均より高く、市独自事業においても約60%から90%の参加率となっています。 これらの保健指導の場を通して、発育・発達の相談や確認、学習等を行い、より良い生活習慣の形成及び育児不安の解消に努めています。 また、育児不安が強い場合などは、子育て支援課等、関係機関との連携を図りながら、妊娠期・乳幼児期からの健康の保持増進をさらに強化していきたいと思います。 また、市民課におきましては、児童手当及び子ども医療費助成・未熟児助成事業を実施しています。 今後も関係機関と連携を密にしながら、切れ目のない子育て支援をしていきたいと思います。 以上です。 ◎福祉部参事(宮城寛志)  皆さんおはようございます。 この4月に福祉部参事を拝命しました宮城寛志と申します。デビュー戦でありますので、ひとつお手やわらかによろしくお願いします。答弁も、この髪の毛のように真っすぐな答弁を心がけていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 それでは、松田兼弘議員の1点目の(1)本市の子育て支援施策の事業実績と今後の方向性の福祉部関連についてお答えします。 これまでに保育園の待機児童解消や学童クラブの施設整備などを進めてまいりました。 まず、保育園については、増加する保育需要に応えるため、新規園の開園や既存園の増改築を進め、平成18年度の15園から、現時点で24園となり、792名の定員増を行いました。 また、保育士宿舎借り上げ支援事業保育士正規雇用化促進事業保育体制強化事業などの保育士の労働環境改善事業を実施し、保育士確保にも努めてまいりました。 次に、放課後児童クラブの実績としまして、平成18年度の9施設から、現時点で25施設へとなり、そのうち8施設は公的施設として市内各小学校に整備しております。 今後も本年度策定予定の第2期南城市子ども・子育て支援事業計画に基づき、待機児童の解消や子育て環境の改善に取り組んでまいります。 以上です。 ◎教育部長(上原昇)  おはようございます。 松田兼弘議員の1番、本市の子育て支援施策の事業実績と今後の方向性についての御質問、教育部関連の事業実績と今後の方向性についてお答えいたします。 子育てに対する負担軽減施策として、就学援助制度を平成30年度より認定基準の見直し、緩和を行い、また、新入学児童生徒通学用品費の援助額を増額し、拡充を行うとともに、新入学生に対し、入学準備金の援助(前倒し支給含む)も実施しております。 子どもの健康についての施策は、学校保健安全法施行令で指定されている疾病及び学校検診において治療の指示(トラコーマ・結膜炎・中耳炎・虫歯等)があれば医療券を発行し、治療を行う体制をとっております。 また、食育を通した健康教育も実施しております。 子どもたちの虐待・いじめ・不登校対策については、各学校で情報をキャッチすれば、校内委員会、関係機関との連携等を密に行う対策等も行っております。 通学時の安全対策では、各学校のスクールガード・PTAの皆さんによる日々の交通安全立哨等で見守りを行っております。 学習面での支援については、各地域の学習ボランティアによる支援や学習支援員を配置して学習支援を行っているところであります。また、障害のある子や支援を要する子についても、特別支援教育支援員を配置して、落ちついて学習活動に取り組めるよう支援を行っております。 学ぶ環境の整備として、全小中学校においていち早くクーラーの設置や、ICT環境の整備を行っており、また、施設内の危険ブロック等の除去など、安心して学習できるよう安全対策を行っております。 以上が主な教育部においての子育て支援策の実績として挙げられます。 今後も関係機関と連携を密にして、子どもたちが生き生きと成長できる社会を目指し、さらに支援の拡充に取り組んでいきたいと考えております。 以上です。 ◎福祉部参事(宮城寛志)  松田兼弘議員の(2)南城市子どものまち宣言の基本的な考え方についてお答えいたします。 南城市子どものまち宣言は、本市の0歳から18歳未満の子ども全てを対象としています。4つの子どもの権利である、等しく生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利を尊重し、子ども一人一人に寄り添いながら、生まれた環境にかかわらず、誰一人取り残さない、子どもに優しいまちを目指すことを基本的な考えとしています。 次に、(3)宣言にあたっての全庁連携についてお答えいたします。 宣言にあたっては、福祉部、教育部、市民部など、子どもに関連する部署が連携して議論することが重要だと考えております。 現在、通常業務においても既に連携をとっているところですが、子どものまち宣言を行うにあたり、これまで以上に情報共有を図り、連携を強化してまいります。 以上です。 ◎土木建築部長(玉城勉)  おはようございます。 松田兼弘議員の2点目の、道路行政についての御質問にお答えします。 まず1点目、新里坂県道137号線の整備についてお答えいたします。 ①の歩道の剥離、ひび割れ等の早期補修につきましては、現場を確認し、道路管理者である沖縄県南部土木事務所へ要請してまいりたいと考えております。 ②の幅員等の抜本的な対策についてお答えします。 県道137号線の改良につきましては、毎年、沖縄県土木建築部と南部市町村との行政懇談会において要望しており、今後も引き続き要望してまいります。 次に、2点目の南部東道路の早期着工に向けて全市的な取り組みの考え方についてお答えします。 南部東道路の整備促進につきましては、毎年、沖縄県土木建築部と南部市町村との行政懇談会や沖縄総合事務局との国土交通行政に関する懇談会において要望しております。 さらに、今年度は県知事や沖縄総合事務局長への要請に加え、先月には、市議会や商工会等、関係団体連名での関係省庁への要請行動を行ったところでございます。 次に、3点目、市長の沖縄国道協会長の役割についてお答えします。 沖縄国道協会は、沖縄の国道整備の促進及び道路事業の振興・普及並びに道路愛護心の涵養を図ることを目的としております。 会長は本会を代表として会務を総括しており、毎年、一般国道の予算確保のため、国会並びに関係機関に対して沖縄県を代表として要請活動等を行っております。 引き続きまして、松田兼弘議員の3点目、兼久の住環境整備についての御質問についてお答えいたします。 まず、(1)冠水浸水等による水害防止対策についてお答えします。 当該地一帯は、海岸と接し海抜が低く、かつ、平たん地であること等から、排水路の排水能力が低い状況にあるため、その改善を図るには潮位の影響や護岸のはけ口の閉塞、排水断面の確保、排水勾配の問題などへの対応が必要であります。 よって、直ちに有効的な対策を講じる状況にはなく、港湾や海岸の管理者である県と連携を図りながら、効果的な対策を検討し、事業化につなげていく必要があると考えております。 2点目の当面の対応策につきましては、地元兼久区と連携、協力のもと、排水路に堆積した土砂の撤去及び排水路ののり面に繁茂した雑草や樹木などの伐採を行い、去った4月にはさらに張りコンクリート施工を行うなど、排水断面の確保によって排水がスムーズに流れるような対策を行っております。 また、台風来襲前には、排水路のはけ口前に堆積した砂の除去作業等を行う予定であります。 3点目の抜本的な対策については、昨年の12月議会で答弁したように、当該一帯は海抜が低い地域で、かつ、地先海域ではマリンタウン計画がある築島の浸食等による護岸の陸化(水路はけ口の閉塞)などの地理的、自然的要因に加え、3カ所の排水路のタイプが異なることや、それぞれの冠水する要因、さらには講ずべき対策や協議すべき関係機関が異なることから、引き続き、どのような対策、事業導入ができるかについて市及び県関係部署との調整を行っていきたいと考えております。 以上であります。 ◎企画部長(當眞隆夫)  おはようございます。 松田兼弘議員の4点目の(1)公共交通再編事業での高齢者、障害者の外出支援と、乗車時等交通安全確保の考え方についてお答えいたします。 今年10月に予定しております公共交通再編事業においては、市内外をスムーズに移動できる公共交通網を形成し、高齢者、障害者の外出支援を図ります。 公共交通再編に併せて導入するコミュニティバスは、ノンステップで車内がフルフラットになっており、乗り降りのしやすさや、車椅子でも利用が可能なスロープつきになっております。 運転手による乗客への基本的な配慮も含め、乗車時の安全確保に努めてまいります。 ◎市民部長(屋比久正明)  松田兼弘議員の4点目、交通安全対策の(2)75歳以上の高齢者ドライバー運転免許証自主返納者への支援についてお答えいたします。 加齢による身体機能、認知機能の低下による運転操作ミスによる事故が多発し、深刻な問題となっております。本市としても自主返納を推進したいと考えております。 取り組みとしましては、ミニデイサービス等において、高齢者に対し、与那原警察署の職員が運転免許証自主返納の必要性に関する説明や、社会福祉協議会の指導員に自主返納を促すための講習会を行っているところです。 自主返納者への支援については、関係機関と連携を図り、市ができる支援策を検討し、交通事故ゼロを目指し、交通安全対策の推進を図ってまいります。 以上です。 ◆17番(松田兼弘議員)  再質問に入っていきます。 議長の許可をいただいて資料を提出しています。資料を映し出してください。 私が先ほど訴えました、私の考え方として4つの視点から申し上げています。 1番目に、子どもの支援についてですね。子どもたちが主人公になるようにということの提案です。 2番目は、保護者への子育てについての、しっかりとした生きがいになるようにということです。 3点目には、やはり子どもたち、保護者も含めて負担をなくしていく、不安をなくしていく、孤立感をなくしていくということです。 4点目、子どもたちの日頃からの健康づくりをしようということです。 先ほど3つの、市民部、福祉部、教育部長も含めての3カ所の施策について伺いました。 本当に子どもたちの、命を授かってから中学卒業するまでということでの、各関連部署については、子どもたちの成長する過程が多くの関係者の日々の御努力によって、子どもたちが成長するということを、しっかりとやっているということに敬意を表するものです。 次に、南城市子どものまち宣言について、しっかりと取り組んで、ともにやっていくということで再度伺います。 各部署についての考え方を伺います。 1点目に市民部について、まちづくり、宣言について、先ほどもいろんな施策がありました。しっかりと受けとめました。 やっぱり命を授かり、母子保健、乳児期から見えてくる部長の宣言への思いについて聞かせください。 ◎市民部長(屋比久正明)  松田議員の再質問にお答えします。 市民部におきましても、今後においても、妊娠、出産、幼児期、あと中学生の健診関係を通して、一貫して、子どもの成長を支えるとともに、より良い生活習慣の形成など、全ての子どもが健やかに成長、発達できることを目指して、市民部は取り組んでいきたいと思います。 以上です。 ◆17番(松田兼弘議員)  わかりました。 じゃあ、福祉部に伺います。 待機児童から、保育園とかもしっかりとやっているというのを聞かせていただきました。 幼児期は、人間の根っこの部分が育つ最も大切な時期と言われております。親や保育者、自治体等の共同作業であります。社会全体で子育てをしていくということであります。 再度、まず、宣言への思いについて聞かせてください。 ◎福祉部参事(宮城寛志)  松田兼弘議員の再質問にお答えいたします。 松田議員のおっしゃるように、幼児期は生涯にわたり人格形成の基礎を養う重要な時期でございます。 本市といたしましても、今年度の重点施策としても掲げておりましたが、先ほども4つの権利を申しましたけれども、どの子も等しく生きる権利、等しく育つ権利、等しく守られる権利、等しく参加する権利を尊重し、全ての子どもに向き合い、保護者、保育者、自治体を含む地域社会全体が力を合わせて、一人一人に寄り添いながら、必要な支援が行き届くまちづくりを進めていくことが重要であると考えております。 現在、進めております子どものまち宣言に向けた取り組みの中でも、意見や課題を拾い上げ、一歩ずつ着実に進めていきたいというふうに考えておるところです。 以上です。 ◆17番(松田兼弘議員)  次に、教育部長に伺います。 児童生徒が様々なことに興味や関心を持ち、自ら学び、知識を身につけていく。成長をしっかりと応援する、成長し、楽しい学校生活を送らせていく、このことが大切と思います。 部長の、子どものまち宣言についての思いを聞かせてください。 ◎教育部長(上原昇)  松田議員の、教育部としての思いというんですか、子どものまち宣言に向けての思いについて、ちょっと答えたいと思います。 現在、子どもたちが育つ社会環境というのは、大変、変化が著しいということで、自ら将来を捉える方にも大きな変化をもたらしております。 また、心身の発達にも影響を与え始めております。 例えば身体的には早熟傾向ではあるんですけども、精神的とか、あるいは社会的側面の発達は遅れがちであるということと、また、人間関係もうまく築くことができないことなど、いじめや不登校等、幾つかの課題があるところであります。 そのような状況の中、日常の教育活動を通して、仲間と協力して学ぶ楽しさ、おもしろさ、挑戦する意味を込めた、子どもたちを教えることが大切だと私は考えております。 今後も、子どもたちが将来自立した社会人となるための基盤づくりのためには、学校だけではなくて地域社会とも連携をし、子どもたちに生きる力を身につけさせ、社会の厳しい変化に流されることなく、それぞれが直面する様々な課題に柔軟かつたくましく対応し、社会人として自立していくことができるよう育てていかなくてはいけないと私は思っております。 そのために、キャリア教育の推進であったり、また、各種、子どものための施策を拡充、充実させて、子どもたちが楽しく学校生活を行えるよう、環境整備を含めた取り組みを行っていきたいと考えております。 以上です。 ◆17番(松田兼弘議員)  次に、教育長に伺います。 子どもたちが掛け算九九を覚えたとか、逆上がりマスターできたとか、そういうことに、本当に子どもたちが成長する過程は周囲から見てもやっぱりほほ笑ましいし、その辺をしっかりと応援するということで、教育の現場の皆さんが頑張っている姿、よく実感します。 ピカピカの小学校1年生の入学式から、小中学校の卒業式に、児童生徒の成長に毎年、感動をいただいています。 教育長の子どものまち宣言への思いを聞かせてください。 ◎教育長(上原廣子)  松田議員の質問にお答えします。 子どもたちは、学校はもちろんですが、地域の皆さんとともに子どもたちは育っていくものだと思っております。 私のほうは、先ほど部長も答弁で答えておりましたが、学校はもちろん私たちの管轄で、学校とともに教育委員会は、子どもたちの育ちを見守っていくのは当然だと思います。 さらに、地域の皆さんのスクールガードや、それから、学習支援をしてくださっているボランティアの皆様や、それから、子どもたちの安心安全を見守ってくださっているボランティアでの見守りの方々や、いろんな方々に子どもたちは支えられて成長していっているものだと思います。 それらを全て網羅して、子どもたちの健やかな成長と、将来にわたって健康で安全な人生が送れるような、その基本的な基盤づくりといいましょうか、それを支えていけるような子どものまち宣言になればいいかなと思っております。 以上です。 ◆17番(松田兼弘議員)  市長に伺います。 一人一人の子どもたちの豊かな成長が保障されていると。南城市の子どもたちが笑顔あふれる、笑顔がはち切れるということで、成長するというのを思い描いています。 南城市の子どものまち宣言を作り上げてほしい、市民の願いであります。 市長の思い描く宣言ということで、市長の決意、考え方を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  松田兼弘議員から、先ほど子育ての視点、4つの視点が示されました。 1つ、子どもが主人公であること。それから保護者の喜びが伴うこと。また3つ目には、地域が寄り添うべきだと。そして4つ目、健やかな育成、健康教育も含めて、大事な点4つが示されました。 まさにそういった視点は、とても、子どものまち宣言を行うにあたっては重要なことだと私も捉えております。 そして、それ以上に、それを作るためには、やはり市民の皆さんの意見も聞きながら、また、作り上げたものが、これが一過性に終わるのではなくてずっと継続できるような、そのような子どものまち宣言にしていく、これもとても大事だと思っておりますので、今後ともそういった視点を大事にしながら、継続できるような子どものまち宣言にしていきたいと思っております。
    ◆17番(松田兼弘議員)  子育て支援について、施策から伺って、各部署での、子どもたちが成長する過程がよく見えてまいりました。 引き続き、これを生かしながら、まち宣言に生かしてほしいなという思いです。それをしっかりとやっていきたいということで、しっかり私たちも応援していきたいという思いです。 次に、道路行政に入ります。 まず、新里坂の歩道の修復についてです。 県に申し入れということはあるんですが、尚巴志マラソンの受け付けが始まりました。 資料を出していただけますか。 これは歩道の部分ですね。 次、お願いします。引き続き出してください。 これが上のほうですね。もう一つあるはずです。これは5キロ地点の、ハーフマラソンの5キロ地点周辺の部分ですね。 こういう形で、もう剥離しているんですね。足がとられるということで、実際、私も幾つかウォーキングコースでやっています。 これはもう、実際に申し込み始まって、本格的にもう練習しているんですね。 これは皆さん、ランナーとか健康づくりということをやっているんだけども、これは昼間だったらこういう形で見えるんですが、夜は見えないんですよ。 その辺については、現場はどういうふうに確認しているか、再度、どういうふうに見ているか、現場を把握しているか、再度お答えください。 ◎土木建築部長(玉城勉)  松田兼弘議員の再質問についてお答えします。 現場をどういうふうに把握しているかということなんですけども、この写真にあるように、以前からこれはクラックがございまして、補修要請をしまして、アスファルトを流し込んで、雨水が流れ込まないような対策がとられております。 我々としても、やっぱり歩道のほうに亀裂が入っているんで、抜本的な対策できないかというふうなことで、南部土木事務所のほうには毎回のごとく話をしています。 議員からも御指摘があったように、特にハーフマラソンのときは、とにかく早く、早急な対策をしてもらいたいということで、そういった補修等々も初め、行っていただいております。 県のほうでは、平成29年、28年か29年だったと思いますけども、各コーナーの車道部における滑り止めの工事は完了しております。この部分は改善されているので、今度は歩道部の部分についても引き続き要請して、修繕していただくように働きかけを行っていきたいというふうに考えています。 ◆17番(松田兼弘議員)  改善しますということだけども、一定の、アスファルトの部分とか修繕しているのが見えるんだけども、それ以上に剥離が広がってきているんですよ。 ハーフマラソンを目の前にして、申し込みも始まっているのに、私はその辺について、もうちょっとしっかりとした、日程もあわせて、いつ頃までに完成させるということを、答えを引き出してこないと、尚巴志マラソンをやる準備というのが整っていないという、苦言を申し上げないといかんということがあるので、やっぱり日付も決めて、しっかりやってほしいなと思います。 その辺について市長、県への要請も含めて、しっかりとやっていくということを再度お答えください。尚巴志マラソン、しっかりと支援するということで、その辺、市長の考え方を教えてください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  安全に関しては、やはりとても大事なことだと思っております。 昼間は練習のとき見えるけれども、夜は見えないということですので、練習時の安全対策もしっかりとやっておかないといけないということですので、期限を切ってほしいということですから、それも含めて、県のほうにしっかりと対応をお願いしたいと思っております。 ◆17番(松田兼弘議員)  しっかりと尚巴志マラソン、やっぱり健康づくりということで、多くの、佐敷町時代からの健康づくりということを併せて、尚巴志ハーフマラソンが作られている経緯があります。 やっぱり健康を作っていくというのは、サポートをするというのも大切ですので、しっかりとやってほしいなと思います。 次に、南部東道路について伺います。 しっかりと南部東道路、早期の着工に向けてやっていくというのは、多くの皆さんの願いです。 市長を初め、議長も頑張りました。あと、商工会の皆さんもやっているというのがあります。 国交省の交渉と商工会の中心の部分の、2つのあれがあります。土建部長も参加していますので、その辺の要請の内容をちょっと、新聞にも出たんですが、再度、教えてください。 ◎土木建築部長(玉城勉)  松田兼弘議員の再質問についてお答えいたします。 今回、2回に分けて要請行動に行っております。国土交通大臣のところと、それと内閣府とか、それから財務省のほうに行ったりとかということで、2つに分かれてやっております。 国に対しての要請の部分につきましては、視点は2つです。 まず、5工区を含めた複数工区の工事着手による整備促進の後押しについてと。 これはどういったことかというと、今、4工区しかやっておりません。単一工区だけの工事では間に合わないんじゃないですかと。それと同時に、つきしろではいろんな今、区画整理事業の取り組みも詰められていますので、少なくとも5工区と3工区といったような複数工区での着手について推進していただいて、それで完成を早期に図っていただきたいというのが1点目であります。 2点目のほうが、期限の話をしていまして、沖縄県のほうでは令和8年、平成38年の供用開始を目指し、今、取り組んでいるという状況であります。 ですけれども、これまで御承知のように、この供用開始の部分についてはちょっと遅れ、遅れというのが続いていましたので、この38年度をどうしても実現してもらうような予算措置の支援についてお願いをしたいと、この2点について関係省庁に要請行動に行ったことであります。 ◆17番(松田兼弘議員)  商工会の関わりについてはどういうことですか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  商工会の関わりということなんですけれども、たしか3年前だと記憶しているんですが、当時はまだ南部東道路が直接乗り入れじゃなくて、下の側道のほうにタッチをする計画になっておりました。 それではやっぱり、この側道自体が今、交通渋滞を起こしているということで、直接乗り入れをどうしても実現しようということで、商工会が主体となって、関係団体を全て集めた住民総決起大会をユインチホテル南城で行いました。 それを、総決起大会を終えて、この決議文を国に持っていくということで、そのときから国のほうに要請が始まっております。 商工会としても、やっぱり地域の産業振興の大きな夢であります南部東道路の早期実現に向けて、毎年、要請活動に行こうということで事業計画がございまして、市も連携しながら、これまで28年、29年、30年ということで続けて行っております。 先ほど申しました、市長のほう、それと本年度は2ルートで2回行くという形になっております。 ◆17番(松田兼弘議員)  要請については、やっぱり税金の使い方もあるし、しっかりと住民福祉に還元する、産業振興にやるということで、これはもう各政党、各団体がやるというのは、私たちもそういう、多くの人たちの声を上げるということが大切だというのは理解します。 引き続き、全市的にやっていくということです。 細かく商工会さんもいっているように、いろんな団体がありますので、その辺での再度、要望を聞きながら、市としてまとめていく、市の交渉をしていく。その辺は、市長が国の、国道の会長という、しっかりとその優位性を示してほしいということであります。 その辺、市長について、国道関係の会長もあるし、南部東道路の関わりも大きい柱になっていると思います。 その辺はやっぱり、住民を一つにまとめていくという考え方について再度、早くしてほしいというのがありますので、その辺の決意を聞かせください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  松田兼弘議員の御指摘のとおり、今回は2回にわたっての要請になっています。少しばらばら感、商工会と市がばらばらじゃないかという不安感も与えたかと思っております。 それに関しては、商工会の総会の席で、私のほうからも挨拶の中で、次からは日程調整をきちんとお願いしますということを、商工会のほうにも要請をしております。 そういう意味では、私たちもしっかりと一体となって、市民も一体となってやって初めて、また道路の完成も予定どおりになるか、あるいは早まっていくかと思っておりますので、税金の使い道も含めて、今後も松田議員の御指摘に沿うような形でしっかりとやってまいります。 ◆17番(松田兼弘議員)  市長に、道路行政をしっかりとやっていくということで、エールを送ります。 あと、来年のオリンピックを控えて、聖火が南城市にもということで企画されています。それもしっかりと南城市をアピールしてほしいなということで、その辺も生かしてほしいと思います。 次に進みます。 兼久の住環境整備について。 兼久の区民と南城市の担当課、県の玉城県議と一緒に、私も住民と一緒に意見交換しました。大変な状況です。 資料をお願いします。 これが埋め立て前。佐敷中学校もあります。 次、お願いします。 佐敷中学校ですね。 次、やってください。 これ、中学周辺の冠水の状況です。 次、お願いします。 これも、子供たちが大変な思いをしているところです。 次、お願いします。排水溝のところお願いします。 これが、こういう状況ですね。これ認識、もうちょっと、こういう状況がありますが、なかなか見えてこないということがあります。埋め立てするとか、その辺があるんですが、この辺について意見がなかなかまとまらないという分があります。 その辺しっかりやってほしいなと思いますので、副市長がやっぱり県との関わりという部分も含めて、この前、意見を交換するということもありました。 その辺の考え方、今後どういうふうに進めるかについて、ちょっと副市長から考え方を教えてください。 ◎副市長(新屋勉)  松田兼弘議員の再質問にお答えします。 私も5月14日に、兼久区との意見交換ということで参加させていただきました。兼久区長から、今の住環境についてのいろんな説明を受けました。 この件につきましては、非常に所管部署が多岐にわたるんですね。市でも都市建設課、それから、田園整備課、県の海岸防災課、それから、港湾とか下水道、いろんな所管が入り組んでいるんです。そういう意味での調整が結構大変だなというふうに感じました。 県の海岸防災課からのいろんな説明では、どうしてもできる範囲が非常に限られているというようなこともありました。この抜本的な解決をするためには、どうしても沖のほうまで持っていく、沖合近くまで持っていく必要があると思います。 そのためには、県の港湾課との調整が出てきます。前回は県の海岸防災課が来ていたんですが、港湾課とか、県の下水道課との調整も必要となると思います。 今、市のほうで港湾海底の調査、港湾計画に向けた調査をやっておりますので、それの調査の状況を見て県にも調整をしていって、抜本的な対応ができないか調整してまいりたいと思います。 以上です。 ◆17番(松田兼弘議員)  向こうはトカゲハゼとか、いろんな植物体系、自然保護ということもありますので、その辺も含めてしっかりと、今後いろんな提案もしながら一緒にやっていきたいと思います。 最後に、交通安全対策について。 これはもう、しっかりとやっていただくということがあります。 一つはコミュニティバス。安全対策、車椅子で入るというのはあります。やっぱり安全対策について、しっかりとやってほしいなということで、交通会議の中でも再度、しっかりとやってください。 あと、75歳以上の高齢者ドライバー、これも足がないとなかなか返納できないというのがあります。その辺は、高齢者は地域の発展に尽くした方々です。先輩方です。尊厳を持ってしっかりとあたってほしいということを申し上げまして、私の質問を終わります。 ○議長(国吉昌実)  次の質問者、平田安則議員。 ◆13番(平田安則議員)  おはようございます。平田安則でございます。 多岐にわたりますので、早速始めさせていただきます。 まず、発言事項1番、佐敷地区農業用水確保について伺います。 (1)水源調査結果について。 (2)隣町の南風原ダムから放流されている余剰水を佐敷地区の農業用水として活用できないか。 (3)航空自衛隊知念分屯基地の下水処理水を水源として活用できないか。 (4)既存営農用水施設の再活用について。 大きい2番目、高齢者の雇用及び就業対策について伺います。 (1)南城市は厚生労働省の生涯現役促進地域連携事業(平成31年度開始分)ですけども、それの実施団体に採択されました。どのような高齢者雇用対策を実施するのか伺います。 (2)沖縄県農業統計(平成30年)によれば、南城市のさとうきび経営規模別農家数が、平成28年に比べ、平成29年は30アール(約900坪)以上の耕作農家が370戸の農家ですけども、減少しております。それは約39%にあたります。それに対し、5アール(約150坪)未満の耕作農家が11倍増加しております。経営規模の小規模化が顕著に表れております。 高齢化による耕作不能と後継者不在が主な要因と考えられますが、市内農業従事者の年齢別構成状況、後継者の確保状況、市内農業事業継続についての方針を伺います。 大きい3番目、水道水の供給について。 (1)市道佐敷大里連絡線と農道S-2交差箇所付近まで佐敷側から配水管が敷設されておりますが、周辺住宅に給水されておりません。大里側の住宅より私的に配管し分水している状況の改善を求めます。 (2)市の配水管系統が上記同所付近で、佐敷側と大里側で約300メートル区間分断されておりますので、安定給水のためにも接続し、佐敷、大里側のループ化を図る必要があると考えるが、当局の方針を伺います。 以上、簡潔に御答弁お願いいたします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  おはようございます。 平田安則議員の1番、佐敷地区農業用水確保についてお答えします。 (1)水源調査結果について、平成30年度に津波古、小谷地区営農用水施設の水源調査を行いました。 津波古地区では3カ所観測を行い、湧水が確認できた箇所はなく、降雨に起因する湧水でありました。小谷地区においては6カ所観測を行い、湧水が確認できたのは2カ所あり、1日あたり最少流量は4立方メートルと11立方メートルの結果が出ております。 また、沖縄県が平成27年から3年間実施した新里沢川の水量調査結果については、最低取水可能量、1日あたり44立方の結果となっております。 次に、(2)の南風原ダム余剰水の活用方法については、南風原町へ問い合わせをしたところ、総貯水量17万3,000立方メートルを現在、宮城地区と喜屋武・宮平地区の水利組合が農業用水として活用しております。 以前に隣町からダムの利用について相談があり、断った経緯があると聞いております。佐敷地区への活用は厳しい現状にあると思います。 次に、(3)自衛隊下水道処理水の活用については、航空自衛隊において、1日あたり約7立方メートルの処理水があり、陸上自衛隊においては、1日あたり約20立方メートルの処理水が放流されています。水源として活用するには乏しい水量ではありますが、今後の計画策定の中で検討をしたいと思います。 次に、4、既存営農用水施設の再活用については、既存営農用水施設は7施設あります。水利組合を設立しているのは1カ所のみで、6施設については市が維持管理を行っております。 本来ならば受益者で行うものであり、課題が山積みしています。独自で畑や家庭内に配管を行い、管理用の泥吐管も機能できない現状にあります。営農用水施設は農機具を洗う利用目的で整備されているため、かんがい用水としての水量を賄うことは厳しい状況であります。 本来の営農用水施設に戻し再活用するには、水利組合を設立し、適正な管理のもとに利用運営されなければならないと思っております。 以上です。 ◎企画部長(當眞隆夫)  平田安則議員の2点目、高齢者の雇用及び就業対策についての、生涯現役促進地域連携事業でどのような高齢者雇用対策を実施するのかについてお答えいたします。 本事業は、全国的に少子高齢化が進展し、労働力不足が課題となっている中で、働く意欲のある高齢者が能力や経験を生かし、年齢に関わりなく働くことができる生涯現役社会を目指す内容になります。 本事業での対象年齢は55歳以上となっており、高齢者特有の人間力及びコミュニケーション力を生かすべく、介護サービス分野、観光分野の事業を推進いたします。 この2分野については、平成29年度の沖縄労働局及び南城市雇用創出サポートセンターの集計にて人手不足が顕在化しており、介護分野では食事の介助など比較的負担の軽い業務を、観光分野では接客・給仕の職業を想定しており、今後も高い水準で求人数が推移すると予測しております。 ◎農林水産部長(森山紹司)  平田安則議員の2、高齢者雇用及び就業対策についてお答えします。 (2)南城市の年齢別農業就業構成は2015年農林業センサスによりますと、70歳以上40.4%、60歳以上から70歳未満29.2%、50歳以上60歳未満15.4%、50歳未満は14.8%の状況となっており、顕著に高齢者の就労者が高い位置にあります。 次に、後継者の確保状況ですが、平成21年から平成30年まで新規就農者140人が就農しております。 農業事業継続方針について、南城市は平成24年に4地域で人・農地プランを作成しており、地域の話し合いを後押しし、農地中間管理機構を活用した担い手への農地の集積を市、農業委員会、農家と連携強化を図っていきたいと思います。 以上です。 ◎上下水道部長(知念哲雄)  おはようございます。 平田議員の3点目、水道水給水についての(1)についてお答えいたします。 御指摘の場所につきましては、住宅の近くまで配水管が敷設されているものの、佐敷の県道側から上がってくる津波古系統の末端にございます。水圧が弱いため、直結の給水をすることが非常に厳しい状況にあるというところでございます。 対策としましては、費用はかかりますが、水圧の確保ができる場所に受水槽を設けていただき、ポンプにより加圧して利用いただくことをお勧めしたいというところでございます。 次に、2点目についてお答えいたします。 現在、当市で実施している水道施設につきましては、南城市水道事業計画に基づいて老朽化が激しい管についての更新を最優先に進めているところでございます。 その開発の状況を踏まえた新たな配水管の敷設も進めているところでありますが、当該箇所については、今後の宅地化などの開発計画等も踏まえた上で検討していきたいというふうに考えているところでございます。 また、ループ化についてでございますけれども、大里西原系統と津波古系統では高低差が非常に大き過ぎるため、津波古地域の水圧がかなり高くなることが想定されます。津波古地域の配水管及び宅内配管からの漏水が懸念されるため、現時点でのループ化についての方針としてはございません。 以上でございます。 ◆13番(平田安則議員)  それでは、順番に従って、1番から再質問させていただきます。 まず、水質調査の結果ですけども、ある意味、湧水でこれだけの量、例えば小谷15立米、沢川で44立米。それと、自衛隊のほうですと、航空、陸上合わせて27立米ということで、1日にこれだけの水が確保できるという、これは新たな視点として見詰め直していただきたい。 個々は量的には小さいと思えるかもしれないけれども、全体を合わせると大きな量になる。佐敷地区においては、西地区、東地区でかんがい事業を計画されているということで考えた場合、かなり大きな水量だと私は考えます。 そして、今、農業用水全てのダムにおいて、ほとんど湧水ではなくて、表面水をためてそこに農業用水として活用をしている。そういう視点で考えた場合、何かすぐにでもできそうな雰囲気なんですけれども、農水部長、そこら辺の検討というのはされていないんでしょうか。 ◎農林水産部長(森山紹司)  平田議員の再質問に答えます。 やはり、今の下水道も含め、そういう集水的なものをやらなくちゃいけないと思います。 今、沢川の44立方については、国営事業の参考にしてやった結果をちょっと聞いたんですけど、44立方の水で実際、畑に1日にかけるとなると、約4ヘクタールしか使えないと。これは野菜も含め、いろんな作物にはよるんですけど。 それも含めて今後、集水も含め、そういう余剰水、自衛隊からの放流水、そういうのを含めて、また検討をしていきたいというふうに考えています。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  検討という言葉はもうこの5年間聞いてきて、本当に一歩も前進していないという、1ミリも前進していない状況です。何もしないということの代名詞みたいに検討を使われているかもしれませんけども、南城市の特に佐敷町地区、肥沃な大地を持ちながら農業生産が上がっていかない。ものすごく切実な問題なんです。そこら辺もしっかり酌み取っていただいて、対応をしていただきたい。 南風原ダムの余剰水、厳しいですねという、断った経過があります。なぜ断ったのか、なぜ厳しいのか、そこら辺についてどういう見解をお持ちなのか。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの再質問についてお答えします。 南風原町の余剰水、17万3,000立方もあるんですけど、これは隣町というのは与那原町であったらしいんですけど、その辺の細かい話までは聞いておりませんが、そういう関連で、南城市についても同じようなことになるんじゃないかということで、細かい話までは聞いておりません。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  南風原ダムについては私、現地を確認してきました。南風原町の担当者とも直接、話を伺ったところです。 現地に行ったところ、具体的な水量までは担当者も把握していなかったんだけども、かなりの余剰水がありますよと。河川に流れ出ているのもしっかり確認できました。そこのダムも、湧水があるわけじゃなくて、地表水を全てためている状態ということです。 率直に、例えば南城市で利用ということになれば、対応は可能ですかという話をしたところ、それは細かい話を詰めていけば、どういう方向になるかは見えてくると思いますので、しっかりちゃんとした答えをあげられなかったんだけども、ただ、そういう話さえもしていないというのは、ちょっと問題だなと思うんだけども。 先ほど、これだけの水では4ヘクタール分しかないとも言いながら、沖縄県の平均雨水量は2,000ミリ近くあるんですよ。佐敷の山肌を考えるとね、相当な面積なんですよ。 例えば国営事業、県営事業にして遠くのダムから引っ張ってくる、例えばそこにダムを造るということも考えの視野の中に入れていけば、十分短期間でそういう問題、対応できると思うんだけども、そういう検討の一つに入れて考えてみたことは、どうですか、ありますか。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの質問にお答えします。 やはり、そういう山手からの流域については、何カ所か水の箇所はあるんですけど、その計画も今、何カ所かに分けて概略では組んでいます。 ただ、地域の皆さんがもっと盛り上がらないとということが条件であります。 昨年度来、区長会を集めて佐敷の区長の皆さんに、そういう役員を決めて推進できないものかと打診したら、今年度、新年度になって、新区長さんたちを集めて、今役員を検討しております。それも含めて今、集水方式、この余剰水をどうするか、また集めて、一緒になって検討していきますのでよろしくお願いします。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  もう農水部長には大変御苦労をかけますけども、とにかく佐敷地区は水で困っています。広域的な視点で、大きな目でかんがい事業を何とかできないか。県営であったり、国営であったり、先ほども言いましたように、しっかりそういうのも視野に入れてよろしくお願いいたします。 それでは、2点目に移ります。 高齢者の就業、雇用対策ということで、生涯現役促進地域連携事業。 これいろいろ調べてみたところ、最大3年間、上限2,000万円まで支援が可能ですよということですけども、南城市の計画ではどういう計画になっていますでしょうか。期間的なもの、金銭的なもの。 ◎企画部長(當眞隆夫)  平田安則議員の再質問にお答えいたします。 南城市においても、この事業については3年間を予定しています。 事業費としては約1,900万、これを3年間実施しようということで計画しております。 ◆13番(平田安則議員)  金額的にどうこうということはないんですけれども、今回、応募団体、応募したものを見せていただいたんですけども、介護分野、観光分野、答弁の中でも重点業種として載せてあります。 私、農業の高齢化というのがものすごく深刻な状況にあります。そういう意味で、農業分野を重点事業の中に入れなかった、その理由についてちょっとお聞かせください。 ◎企画部長(當眞隆夫)  初めの答弁でもありましたけれども、今回、我々がこの2つに絞り込んだという部分では、沖縄労働局、それから、雇用サポートセンターの部分での集計において、やっぱり人手不足が大きいところ、大きい分野というところに重点を絞ったというところがございます。 そういうことで、農業についてはその辺がないということで、今回、この事業では実施には至っておりません。 ◆13番(平田安則議員)  人手不足というお話ですけれども、農業も人手不足なんですよ。外国人労働者に来ていただいてやるような業種です。 そういう意味では、介護、観光もかなりの人手不足ではあると思うんだけども、今後この業種に、例えば農業を加えて事業を展開するという方策はできないでしょうか。 ◎企画部長(當眞隆夫)  この事業の採択にあたっては、先ほども申し上げた観光分野、それから、介護分野ということで3カ年間の事業計画を出しておりますので、これが変更できるかというのは、厚生労働省のほうに確認をしないと、ちょっとできないかなと思っています。 これまでにない分野になりますので、もしかすると新たな分野ということで採択されない可能性もあるんではないかなと思っております。 ◆13番(平田安則議員)  厚労省に確認してみないとわからないという話ですけども、ぜひとも確認していただいて、農業分野も入れていただきたい。そうすることで、南城市の農業生産の安定化も図っていけるものだと思いますので、よろしくお願いいたします。 次にまいります。 農業就業者の数についてお尋ねしたところ、アクションプランの数字そのまま答弁していただいておりますけれども、実数として今、現実の姿としては把握されていないのでしょうか。 ◎農林水産部長(森山紹司)  実数といいますと、30年度の統計がまだ出ていないものですから、これは農業センサス、普及所も今、計画に上げている中で、この資料をもとにやっています。 実数としては、全ての人数において1,111名というふうに上がっています。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  今、話を出していただいたんですけれども、今の数字は置いといて、私が調べたのは、構成状況は置いといて、後継者の確保、それと、事業の継続ということでお話ししますと、さとうきび収穫について、2013年から5年間で45ヘクタール減少しております。そのうち、この1年間で24ヘクタール減少です。この1年間でですよ。これは統計の数字として発表されている数字をそのまま使いました。28年、29年。 それぐらい高齢化が急速に進んでいるんですよ。5年単位じゃなくて、もう5年分のうちの半分以上が1年間で減少している。 そういう実態というのを正確に把握しないと、今後の農業施策に反映していけないんではないかと思うんだけども、こういう、今、私が言ったような数字というのは把握しておられるんでしょうか。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの質問についてお答えします。 やはり、さとうきびも含め、他の作物についてもそうなんですけど、確実な数値はないんですが、概略的にさとうきびの生産量等、そういう作物別にある程度は、概略はあります。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  ちょっと一方的な話になります。 農業人口、すごい減少している。さらに、農業は重要な、南城市にとっては、産業です。生産性を上げなきゃいけない。 その生産性を上げた一つの例、これはマンゴーです。熱帯果樹。これが、収穫面積が現在12.8ヘクタールあります。これは5年前に比べて、たった2.5しか増えていないんだけども、収穫量が何と72.4トン。2.3倍に上がりました。面積は増えていないけど、収穫量がこれだけ増えた。 それと反収が、それで計算していくと、10アールあたり約187万、さとうきびの10倍以上の反収があります。 高齢者の雇用、事業継続という意味で、比較的楽な作業で、さらに反収が良い。耕作する面積も少なくて済むということも、現実としてこの数字に表れています。 今、言った数字は、南城市が決めた農業アクションプラン2026年の数字を十分達成しています。はるかに超えています。それぐらい農家の皆さんは生活防衛のために自費で頑張っておられます。 そこで南城市として、こういう高齢者の方々に転作を、例えば奨励するとか、こういう自費で高齢者の方がやっておられるものについて助成する制度というものを作れないのかどうか、それについての考えをお願いします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの質問にお答えします。 高齢者に助成するというと、何歳以上ということなんでしょうかね。 今、各々の野菜組合、いろんなものがあるんですけど、補助金を流しているものがあるんですけど、やはり補助を出すには補助金検討委員会で諮って調整しなくちゃならないものですから、高齢者についても同じようにできないものか、また検討していきたいというふうに考えています。 ◆13番(平田安則議員)  現実をしっかり見据えて検討してください。 今ある制度、65歳以上の方に対する支援制度もあります。 ところが、農業所得を250万以上上げてくださいとか、もう一方は170万以上上げてくださいとか、175万円ですか、相当厳しい数字です。これ、今の南城市の農業実態と全くかけ離れた数字ではないかと私は思っております。 そういう意味でも、補助金というものをしっかり高齢者の方に出せるように。そうすることで、これは高齢者の方の健康保持、これにもものすごく有効になります。 今、健康の話をしましたけれども、南城市、介護保険、第3ランクです。沖縄県の市の中で南城市だけです。 そういう意味でも、高齢者の農業と健康を確保するためにも、高齢者に農業分野に入ってきていただいて、健康管理も併せてやってもらうということも大事です。 そういう意味でも、しっかり補助金をつけられるように検討いただきたいんですけども、これ市長、市長のお考えはいかがでしょう。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  平田安則議員から、この時間で非常に、新たな提案とか、あるいはもっと広い視野でやるべきじゃないかという御指摘を受けました。 そのとおりだと思っております。 特に農業に関してはとても重要な位置づけでもございますので、御提案を受けて、高齢者のことも含めて、何ができるかというのを課の中でしっかり検討していきたいと思います。 ポイントになるのは循環型農業というんですかね、やはり高齢者もできるような、化学肥料とかには余り頼らない、もっと所得がやはり増えるということが担保されないと、なかなかそれは難しいと思っておりますので、それも含めて、御提案をいただいたことに関して検討してまいります。 ◆13番(平田安則議員)  所得の担保という話も市長からありましたけれども、一番いい例が、成功例、これも一つの成功例です。 酪農、優良繁殖牛の導入という事業を南城市でやりまして、実は2014年、これも実数です。57農家で1,457頭、2016年、55農家で999頭ということで、頭数は458頭減少しました。したんだけども、産出額は逆に上がっています。当時2.8だったのが3.6億になり、8,000万増えたんです。たった2年間で。その事業は、優良繁殖牛という導入事業ということをやったがために、これだけの成果が上がってきています。 これも一つの、優良繁殖牛という導入に対する助成を行った結果、こういうことができています。 ですから、先ほど言った転作のどうこうについてもしっかり、高齢者が仕事できやすいように助成をつけていただければ、必ずや結果が出るもんだと私は確信しています。 それと、後継者の問題についても、高齢者だけではなくて、最近は女性の方も農業にかなり興味を持っておられます。 そして、あるオクラを作っておられる女性ですけども、いろいろ試行錯誤されています。これというのはやっぱり、男性が持っていない豊かな感性が農業に入ってくれば、いろいろ新しいものが見えてくるんじゃないかなという、そういう思いもあります。 ですから、併せてになりますけども、高齢者への助成制度、それと、女子農家参入者への育成という意味での、例えばアクションプランでは農業大学校とかそういうことを書いてありますけども、それに似たような制度を、指導する場を作るとか、要はそういう勉強をするための場所を設ける、それと助成制度を作る。 これについていま一度、農水部長、考えをまとめて御答弁をお願いします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの質問にお答えします。 農水部としましても、7月に農業者の意見ということで意見交換会を持とうと思っています。 先ほども回答したように、農業委員、農業者も含めて、そういう意見交換も含めながら、今後の制度について取り組むような形で検討したいと思います。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  部長、市長もですけども、農業の分野はかなり大変な産業で、重要な産業で、大変な労働力を必要とする産業でもあります。そして、我々南城市の根幹をなすものだと私は確信しています。 そういう意味で、作物によって、例えばさとうきびは大規模化を目指す、例えばそういう熱帯果実とかオクラとかそういうもの、高所得を得られるようなものについては、そういうふうな方向でしっかりやっていく。しっかりバリエーションのビジョンを持って、これからの農業政策をやっていただきたい。 ということで、これはお願いとして言いまして、次に、水道水の問題について伺います。 水道水、全く厳しい、厳しいということですけども、まず、基本姿勢から確認します。 地方公営企業法の中に、経営の基本原則というのがあります。地方公営企業は常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するよう運営されなければならないということになっています。 そういう意味で、今、南城市の水道経営、経済性優先なのか、福祉優先なのか、それについてお考えを、市長、どういう方向で運営されているのか、管理者としての答弁をお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  では、御質問にお答えいたします。 公的なことも考えて、あるいは予算のことも考えながらしっかりやっていくというのが、市の、私の考え方でございますので、それに沿ったような方法で対応を考えていってまいります。 ◆13番(平田安則議員)  経済性を考えると、いろいろ優先すべきものもあると思います。 しかし、私ら市民目線からすると、もう少し福祉というものを追求していただきたいなという思いがあります。 現状を改善する、今、市民に、ある意味、迷惑をかけていると。市民に負担を促すような施策では、ある意味、福祉の観点からいうと、少し改善すべき事項が多いのかなという思いがあります。 今後どういうふうに改善されていく方向なのか、それについて、上下水道部長お願いします。 ◎上下水道部長(知念哲雄)  ただいま平田議員からのお話のとおり、公共の福祉、それもある意味、全体の福祉というふうに捉えてございます。 要するに、公共とはいえ、下水道も含めて企業でございます。特に上水道につきましては、水道料金で全てを賄っているということがございますので、ある意味、御迷惑をかけているところも一部ございます。これはもう否めないところでございますけれども、そこを事業で拾っていくには、一番いいのは補助事業を使って整備ができるということが一番、ベストではございます。 ただ、その収益性を当然、補助事業の場合にも認可の段階で査定されるところがございます。ですので、今回の場合も含めて、なるべく水道料金に反映させないように、かつ住民の方々に安心安全な水を供給できるような体制を整えてまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時33分)     (再開 11時45分) 再開します。 次の質問者、運天貴也議員。 ◆2番(運天貴也議員)  こんにちは。 令和元年第4回南城市定例議会一般質問、3番バッター、いいですね、3番バッター。昔野球やっていましたので、3番バッターあこがれました。 去った日曜日は、地元海野区において、第115回海野ハーリーが開催され、多くの市民の皆様が参加いただき、盛り上げていただきました。区民を代表しまして御礼申し上げます。ありがとうございます。 週間天気予報では雷マークもつき、開催が危ぶまれましたが、曇り空の中、強い風の吹く中でしたが、どうにか始めることができました。ただ、終盤になり天候が大きく崩れ、地域の準決勝、決勝、また、知念上下水道部長率いる転覆バーリーの中止となり、非常に残念でした。 雨でびしょぬれの運営となりましたが、地域の行事を通して多くの方々と交流ができ、まちづくりを行っていく、とても大切な、重要なことだと改めて感じた時間でありました。 海野ハーリーも数年前まで、御願バーリー、上がりバーリーなど、班対抗で行っておりましたが、近年のこぎ手不足もあり、班長の苦労もあり、今までは班と班の合同チームで行事を進めている現状であります。また、育成事業として、区の有志より寄附金を募り、次世代を担う中高生へオリジナルTシャツを配り、ハーリーに参加する意識を高めてもらうための行動をしている現状です。 今日は、そういった市東部地域の最大の課題であります子育て世代の他地域への流出をどのように改善していくのか、また、昨今の異常気象と思われます集中豪雨のときでも安心して暮らせるまちづくりができるのか質問していきたいと思います。 発言事項1、地域から提出された要請書について。 ①平成30年10月17日付で市長宛てに提出された、海野区雨水の氾濫対策について伺います。 写真1をお願いします。 これは昨年6月の大雨の写真です。7-2号、10号関連農道の側溝では対応できず、海野269番地付近では氾濫している様子です。 山から流れてきた雨水は直角に折れて国道に流れるように設計、施工されておりますが、水量に対しうまく処理できずあふれ出し、車庫へ流れ込んでおります。その雨水は国道に向かって流れ落ちるのですが、海野146の1番地付近の側溝も直角になっているため、枝がひっかかり噴水状態になり、コンクリート製の蓋も動かす強い勢いであります。 大雨の台風時には、今回の危険な状態で近隣区民は冷や冷やしながら生活を送っております。 写真2をお願いします。 これが噴き上がっている様子です。写真は1メートルほどでありますが、過去には2メートルほど噴き上げたときもあります。身の危険を感じたと区民は話しておりました。 写真3をお願いします。4をお願いします。 これが、嵐が去った後の様子です。そんな状況です。 ②平成31年2月25日付で議長宛てに提出された、海野公民館ゲートボール場法面土砂崩れの対策防止について伺います。 写真5をお願いします。 平成29年度原材料支給事業において、トンブロックで土砂をとめる対策がとられましたが、その後幾度となく土砂が流れ、片づけしております。土砂をとめるのではなく、土砂が崩れない、発生しない対策を求め、今年の2月に区より要請が提出されております。 発言事項2、海野漁港背後用地整備事業について伺います。 ①工期が遅れているように感じるが、その理由と今後のスケジュールについて伺います。 ②分譲方法、時期、1坪あたりの価格について伺います。また、優先分譲についても伺います。 発言事項3、特色ある学校について伺います。 ①知念幼小中一貫教育の進捗状況について伺います。 ②学力推進協議会において本年度事業計画の中に、一貫教育に関する事業がないことについて伺います。 発言事項4、防災についてです。 ①災害時の支援に伴う要援護者台帳作成について伺います。 ②沖縄観光防災力強化支援事業について事業計画はどのように検討したか伺います。 発言事項5、中学生議会の開催について伺います。 ①平成28年度に行われた南城市中学生議会を、今後実施する計画がないか伺います。 以上です。 ◎農林水産部長(森山紹司)  運天貴也議員の1点目、地域から提出された要請書についてお答えします。 ①雨水の氾濫対策については、上流部山手側の水兼農道から流れ込む水量が多く、排水勾配もきつく流速が速いため、流末部の国道管理の集水桝より噴き上がり、被害が発生している状況であります。排水路周辺は宅地化しているため、補助事業による整備は厳しいと考えています。 今後の対策としましては、維持管理において、流速を緩めるため落差工の設置及び上流部の排水を分散できないものか、検討していきたいと思います。 また、国道歩道部にある集水桝改良についても、南部国道事務所と調整していきたいと考えております。 次に、②法面土砂崩れ防止対策については、法面から土砂流出防止のため、間知ブロック擁壁上へトンブロックを設置しております。 関係機関と、事業化に向け調整を行いましたが、現状においては厳しい状況であります。しかし、安全確保のため、経過観察を行いながら土砂除去等の対応、処置を講じていきたいと考えております。 次に、大きい2番、海野漁港背後用地整備事業についてお答えします。 ①工期が遅れている主な理由としては、漁港管理者である沖縄県との協議において、公共空地の占用手続や、分譲地内の隅切り部の調整に時間を要したことから、開発許可が遅れたことが原因であります。 また、道路工事として、上下水道工事をそれぞれ担当課で分離発注したことにより、施工方法を下水道及び上水道埋設管敷設工事を優先に実施していることから、道路工事や造成工事が遅れているように思慮されます。工事工程は計画どおりの進捗であり、工期内完成を予定しております。 今後のスケジュールについては、工事完了が9月末を見込んでおり、その後、分譲地の区画の測量・分筆登記業務を発注し、区画の線引き後、販売を予定しております。 次に、②分譲方法については、業者に委託し、諸手続を経て販売を行う予定であります。 坪あたり単価について、当初計画時点では5万円を見込んでいました。 優先分譲については、沖縄県より購入した土地売買契約書のとおり、漁業従事者等を優先に販売予定であります。 現在、販売要綱等を作成中であり、南城市公有財産検討委員会で図り、庁議へ報告し、議会議決を得て販売開始となります。 以上です。 ◎教育部長(上原昇)  運天議員の御質問、大きい3番、特色ある学校づくりについての1点目の、知念幼小中一貫教育に向けた進捗状況についての御質問にお答えいたします。 昨年度までは、知念幼小中英語一貫教育への取り組みを進めてまいりましたが、しかし、これまでの小中一貫教育校の取り組みへの全国的な調査結果や、名護市の緑風学園への視察訪問などから、一貫教育への取り組みを休止し、今年度から市内全小中学校を対象に、小中連携教育として、小学校と中学校の授業スタイルの連携と生徒指導の連携の2つを柱に取り組みを進めております。 2点目の学力向上推進協議会においての本年度事業計画の中に、一貫教育に関する事業計画がないことについての質問ですが、昨年度は一貫教育の調査研究費として予算を計上し、一貫教育の先進地視察を事業計画として入れておりましたが、本年度は小中連携教育への取り組みに変えたため、小中連携そのものに経費がかからないため、事業計画の中には入れていないということであります。 ◎福祉部長(城間みゆき)  こんにちは。 運天貴也議員の4点目、防災についての①災害時の支援に伴う要援護者台帳作成について伺うについてお答えいたします。 平成25年の災害対策基本法の改正を受けて、災害時要援護者の避難支援ガイドライン、避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針の全面改定により、各市町村に避難行動要支援者名簿の作成が義務づけられたことから、本市においては、平成26年度に避難行動要支援者名簿台帳を作成しております。 ◎企画部長(當眞隆夫)  運天貴也議員の4点目の、沖縄観光防災力強化支援事業の事業実施計画はどのように検討したかの御質問にお答えいたします。 本市観光の危機管理に関しては、南城市地域防災計画及び沖縄県観光危機管理基本計画に基づき、南城市観光危機管理計画を策定しており、沖縄観光防災強化支援事業の実施につきましては、南城市観光危機管理計画に基づき実施することにしております。 具体的には、今年度は食料等の備蓄に取り組み、次年度は増加する外国人観光客や土地勘のない観光客等の安全を確保し、安心して観光できるよう、多言語避難誘導看板の設置等を予定しております。 ◎教育部長(上原昇)  運天議員の質問、平成28年度に行われた南城市中学生議会を今後も実施する計画がないのかについての御質問にお答えいたします。 平成28年度の中学生議会の開催は、南城市制10周年を記念に実施された事業でありました。 今後の実施に向けて部内で協議をしたところ、新学習指導要領がスタートするなど、教師の多忙さが増すなど、いろいろな課題があるため、当分の間においての開催は厳しいと判断しているところであります。 ◆2番(運天貴也議員)  では、質問の1番から行きたいと思います。 海野区の雨水についてなんですけども、整備は厳しいとありましたけれども、写真の8番、お願いしてもよろしいでしょうか。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 12時00分)     (再開 12時00分) 再開します。 ◆2番(運天貴也議員)  失礼しました。戻します。 休憩をお願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 12時00分)     (再開 12時00分) 再開します。 ◆2番(運天貴也議員)  写真の8番お願いします。 これは上空写真でありますけれども、図で説明します。 右手が山手です。左手が国道と、あと海野漁港がある場所なんですけども、この青いラインが水が下っていく状況でございます。右手から関連農道を通って、真ん中の丸印が先ほど冠水していた場所で、そこから国道を左手に向かって行くんですけど、その左手の丸が噴水のように湧き上がっていたところです。 こういった道路を通していっているんですけども、私の考える中では、手前にもう一つ道路があるんですね。農道があります。そして、そこに分水する形で、真ん中の丸と、左の丸の水量を抑えることができないかということで考えております。 黄色のラインのように側溝を設けることはできないか伺います。 ◎農林水産部長(森山紹司)  運天貴也議員の再質問にお答えします。 ただいま写真に掲載されたように、我々もこの分水、今の位置ですね。さらに横断溝が幾つかあるものですから、それも含めて分水を検討していきます。 以上です。 ◆2番(運天貴也議員)  おかげさまで、海野も若干ではありますが、土地の活用で今の問題になっている地域も宅地化してきています。 今後はそういった流れも含めてぜひ早い形で区民の安全。昨日、一昨日も大雨が降っています。そういった形でいくと、安心して暮らせる状況を作っていただきたいと思いますので、検討を、早く答えを出していただきたいと思います。 先ほどの、次に進めたいと思います。 次の海野ゲートボール場の法面の土砂崩れについてなんですけども、写真6番お願いします。 写真6番、中央に見えますでしょうか。土砂のごみでフェンスもゆがんでいます。今にも崩れて落ちそうであります。 7番お願いします。 土砂崩れ防止の法枠工のコンクリートも割れて、役割を果たしていない状況ですね。 そういった理由から、同公民館は土砂災害時の避難所としての指定がされていないのか、説明をお願いします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの質問にお答えします。 海野公民館の避難所の件で指定ということですよね。それについてちょっと今、調べてありませんので、後で報告します。 ◎総務部長(新垣聡)  ただいまの質問、崩れてそういう危険な状況にあるから指定されていないのかということですけれども、それについては、それが危険であるからとかということではなくて、防災計画の中で、海野区としてそこを避難所とするかどうかというところに入っていないからではないかというふうに思います。 ただ、その要因で、そこが指定されていないのかどうかというところは地域の実情もありますし、地域としてここが最適な場所なのかどうかというところでありますので、当然、危険が想定される場所については避難所として指定をすることは、防災上からも指定にはあたらないというふうに思います。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 12時05分)     (再開 12時05分) 再開します。 ◆2番(運天貴也議員)  工事が厳しいという状況でありますけれども、年間通して、皆さんも御存じかと思いますが、区の行事、ミニデイサービス、女性会、子供たち、三線同好会など区民が利用しています。津波、冠水、地震の避難場所には指定されておりますが、多くの区民が集まる場所です。 与那国町、奄美諸島、久米島町、南大東島において記録的な雨が降ったことは記憶に新しいと思います。 海野区の区民ほとんどが国道より下がった場所、これは5メーター以下に住んでおります。 今回、質問しました雨水の漏水、土砂崩れの問題について市長に伺います。 早急に解決させ、安心して暮らせるまちづくりが進められるために、区長より要請書が提出されたと思います。区民の不安を取り除く解決に向け、市長の見解をお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  運天貴也議員からの御指摘がありましたところに関しては、区民の皆さんも身の危険を感じているという報告もしていただきましたので、そこはしっかりと現状がどうなっているかも含めて把握をして、早急な対策を立てられるよう検討してまいります。 ◆2番(運天貴也議員)  ぜひとも、安心して暮らせるまちづくりの一つだと思いますのでよろしくお願いします。 発言事項2に進みたいと思います。 説明では工期が遅れているということもありましたけれども、昨年9月の議会の一般質問においては、今年度の3月に竣工予定と答弁がありました。また、2月の現場調査の際には、進捗状況が62%で、回答のとおりでありますが、9月の販売開始を目標と説明を受けておりましたので、9月に向けて非常に楽しみであります。 どうしても住居が建てられるところがないということで、人口減あります。 ちなみに、その向けている知名区については合併当初800人いた人口が、650人まで減っています。150名減っています。海野区においては、539名いた人口が404名、140名も減っています。トータルで290名もこの地域から人口が減っているという状況です。 知念地域については当初3,000名いたんですけども、今2,500名です。今、全体4万4,000人いる市民の中で17%なんですね。 当初の南城市の人口より3,000名増えている中、知念だけは500名減っているという状況を頭に入れて、これから質問を進めていきたいと思います。 分譲方法について御説明がありましたけれども、知名区において事業推進委員会というのを立ち上げて、市から説明を受けていると思います。 その中で、販売の優先順位については漁業従事者ということであります。ですけれども、市の計画書等についてはそういった文言が載っておらず、知念地区の大幅な人口減となっており、地区間の差が一層大きくなっている。 そのため、海野漁港背後用地において生活環境の整備及び道路整備をすることにより、市街地との連携強化を推進し、若年層の定住人口増加を図り、地域性の活性化を促進するとあります。漁業従事者と知名区についての優先販売について伺います。お願いします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの再質問にお答えします。 先ほども申したとおり、県との用地の売買契約の中で、地域の定職、住民が定住するためにも、知念時代からあったと思うんですけど、うたわれているんですけど、基本的には漁港施設内ということもありまして、契約書の中でそういう条件つきでされているものですから。 今回30年の所有権移転後に登記簿に条件つきで付されているものですから、その辺を含めて再度、区とは細かい調整しようとは思っているんですけど、それに向けても今後、重要な課題だと思っていますので、とりあえず今回、要綱も含めて検討委員会で諮って、どうするかはまた協議していきたいと思いますのでよろしくお願いします。 ◆2番(運天貴也議員)  過去のデータをちょっと探してみました。平成27年12月代表質問の中にもあります。 最初は漁民の住宅として分譲していくということでありましたけども、最終的には人口減の知念地域を支えるために踏ん張っていこうということで書かれておりますので、ぜひとも優先的なもの、漁業従事者の方も含めて知名区、海野区を含めた形での優先販売をお願いします。 次、発言事項3に行きたいと思います。 特色ある学校づくりについてです。 ①知念幼少中一貫教育の促進についてですけども、施設が一体型の一貫教育の環境が必要とは、よくわかっております。佐敷小学校をモデルに市内全学校が授業スタイルを工夫し、小中連携教育がスタートしたことは理解できますし、ぜひ今後も市内の子供たちの学力アップに期待しております。 ただ、今回、私が期待していた特色ある学校づくりの方向性についてです。当初、悩みに悩んで考えられた構想は非常に方向性がずれているような気がしますが、いかがですか。お願いします。 ◎教育部長(上原昇)  確かに、運天議員のおっしゃる当初の一貫教育は、先ほどからずっとおっしゃっているとおり、東側地域に子供たちを導いていくというような感じの構想ではあったと思います。 本年度は、先ほども答弁したんですけども、まずは文部科学省の通知があるように、2022年度までには小中連携の強化を図るということで打ち出されていることから、とりあえずは連携を図りながらやっていきたいと。 ただ、運天議員のおっしゃる一貫教育については、あくまでも中止ではなくて休止ということで捉えていただければと思います。 とりあえず今は、本年度は教育委員会としては、小中連携に南城市に一つの事業のスタンダードを作って、走り出して、それを踏まえながら進めていきたいということであります。 ◆2番(運天貴也議員)  1年前に私、御質問しましたけども、1年前にこの南城市が10年計画で目指す第2次南城市総合計画が発刊されています。その中に、47ページ、48ページにずばり書いているんですよ。部長、読みましょうか。 「東側地域において子育て世代の他地域への流出により、児童・生徒が減少しています。」「魅力ある教育を打ち出し、子育て世代の定住、他市町村からの転入の促進につながる取り組みを進めていく必要があります。」とわかっているんですよ。 施策4に、小中一貫教育の導入。施策5に、幼小中英語一貫教育の推進とあります。 いつから始めますか、休止じゃなくて。よろしくお願いします。 ◎教育長(上原廣子)  運天貴也議員のただいまの質問に対して、私のほうからお答えしたいと思います。 小中一貫校の実現は一旦、今、休止にするという、実は来年、再来年と小学校、中学校の新指導要領が実施になります。教科書も全部変わります。先生方はカリキュラムを、教育課程の計画を作り直さないといけない。それから、教科書も全部変わりますので、その教科書に対する教材研究も、先生方のかなり多忙化が増えるということを見込んでおります。 それで、小中一貫校を進めるにあたっては、前年度、私たちは先進地域を視察してまいりました。情報収集や実際、私たちが見て、先生方からのお話を伺ったところ、今すぐやれるという状態ではないなという結論に達したんですね。小学校、中学校の教育課程の突き合わせをしたり、学校行事の突き合わせをしたり、それから施設設備の問題もある。 そういう中で、来年度から始まる先生方のこの新指導要領の取り組みを進める中で、その話し合いができるかといったときには、これ以上先生方の負担を増やすわけにはいかないだろうという結論に達したわけですね。 それで、英語の一貫教育に関しては、これまでどおり小中の連携を市内全小学校、中学校の先生方に授業の進め方の一貫で連携をするという形で、全市の学校に進めていく計画であります。その英語科に関しても、知念地区で知念小学校、中学校でやっている授業の進め方はそのまま連携してまいります。 それはそのまま連携するということでありまして、ただ、小中一貫教育、一貫校を作る準備のほうは、いま一度、しばらく計画を練り直す必要があるんじゃないかということで、休止にさせていただいております。 小学校、中学校の新しいカリキュラムが落ちついたら、改めて知念小学校、中学校の先生方にはまた御理解をいただいて、その準備に入っていけたらということが、今回の小中一貫校の休止に入った理由でございます。 ◆2番(運天貴也議員)  教育長の思い、教育部長の思いは受けとめます。 というのは、南城市全体が学力を向上するという方向で向かっていく、先生方の多忙な時間を費やすことができないという部分の御意見はわかっています。 ですけども、私は東地区の人口減を、5年後、10年後、50年後のことを見据えて考えてほしいということを思っております。 ぜひとも、先生方だけで考えるんではなくて、私たち保護者、地域の皆さんとの、まずはその一貫校、一貫教育に向けての話し合いをすることができないかということを私は求めますが、市長、今回の方針、転換について、東地区の活性化に何が大切か見解を聞かせてください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  運天貴也議員の教育にかける熱い思い、そして、東地区をどうにかしないといけないという情熱は非常に伝わっております。 その中での一貫教育への取り組みを一旦休止しようという決定でございますけれども、現状の中で、ベストのことを今は考えていこうということですので、そこはぜひ御理解していただきたいと思います。 今後も、皆さんの意見も聞きながら、何が本当に今後発展していくために、人口も増えて、あるいは学力向上も図っていけるような、そのような政策ができるのか、今後も研究を続けていきたいと思っております。 今後とも貴重な御意見ぜひともよろしくお願いいたします。 ◆2番(運天貴也議員)  生産世代、私たち世代になると思いますけども、早い形でやはり築いてやっていきたいです。ぜひとも協議委員会、検討委員会という形の作成をすることはできないか伺います。 教育長、いかがでしょうか。 ◎教育長(上原廣子)  東地区の子供たちの減少に関しては、とても大きい課題だと私のほうも認識しております。 知念小中学校のこの一貫教育、一貫校に関しては、このままではほっておけない状態にあるということも認識しておりますので、今おっしゃっていた協議会なり、早目に立ち上げて進められるように、教育委員会のほうでも検討をしていって、いい返事ができるように進めてまいりたいと思っております。 ◆2番(運天貴也議員)  もう、ぜひやりましょう。知念地区のためにぜひお願いします。僕も協力します。 では、次に進めたいと思います。 発言事項4、防災についてなんですけども、要援護者台帳作成についてどのような形で保管されているのか、もしくは開示されているのか教えてください。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ただいまの御質問にお答えいたします。 紙媒体とシステムでそれぞれ保管しております。開示はしておりません。 ◆2番(運天貴也議員)  台帳については開示はしていないというのは私も理解します。 ただ、この計画について開示されているかお伺いします。 ◎福祉部長(城間みゆき)  計画というものは支援計画だということの認識の上で答弁させていただきます。 残念ながら、南城市においては、まだこの支援計画が策定されていなくて、令和2年度中の策定を目指しているところでございます。 ◆2番(運天貴也議員)  西原町のホームページによりますと、24年にもう既に計画が行われています。平常時、避難勧告時、災害時。 それにおいては発生直後、軽微な場合、多大な場合ということで分類化されて、自治会長、民生委員、地域支援者、行政、社会協議会の方々がどういうふうに活動をしていくかというのも記されております。 ぜひともそういった活用をして、ぜひ我々が動ける、もしくは手助けが必要な皆さんを助けるということをしっかり作り上げていただきたいと思います。 私たち会派ニライ・カナイ3名は、共助のまちづくりを目指して、地域に必要な支援者となっていきたいと考え、島尻消防の月例の救命講習会と、7月に豊見城で行われます防災士講習会へ参加する予定でございます。 次に進めます。 観光防災強化の支援についてですけども、食料の配備に取り組んでいくということでありましたけれども、食料をどのような形で増やしていくのか、また、備蓄庫についてどのようにお考えなのか聞かせてください。 ◎総務部長(新垣聡)  この計画につきましては、先ほど企画部のほうからもありましたけれども、本年度においては備蓄食料と、それから、飲料水を計画しておりまして、まず、備蓄食が4,000食、今年の事業ですね。そして、保存水が5,000本ということで、交付予定額が272万円の内示を受けているところでございます。 ◆2番(運天貴也議員)  備蓄品が増えるということはうれしいことであります。 でも、浦添市5万人に対して5万食のものが備蓄されております。今4,000食を足されても、南城市は2万食でございます。人口のまだ半分でございます。 確かに、自らの備蓄もしていくということもあるんですけども、やはり頼るのは行政でございます。ぜひとも公助の部分でもしっかりと備蓄品についてやっていただきたいと思います。 また、庁舎だけの備蓄ではなく、各小学校、中学校においての、避難所になり得るところについての備蓄の検討もお願いしたいと思います。 液体ミルクについて、備蓄する計画はないでしょうか。 ◎総務部長(新垣聡)  ただいまの議員から質疑がある内容につきましては、基本的には観光防災力ということでありますので、それに伴う観光客に対する備蓄として補助の申請を内閣府のほうにしておりまして、南城市に来庁される観光客の数値からはじき出して、南城市はこの査定額であるということでの今回のものであります。 従いまして、先ほど企画部長からもありましたように、来年度、じゃあどういうことをするのかということは、地域に住んでいる方々の防災ではなくて、あくまで観光に関するものでありますので、例えば外国語表記の避難誘導とかを来年やっていこうという計画でございます。 今のお話、先ほど学校にはどうかというようなものにつきましては、市の防災の範疇だと思いますけれど、これについては今後、また市の全体の市民の防災の中で検討をさせていただきたいと思います。 ◆2番(運天貴也議員)  私も一応、観光施設に置いてほしいということで、ここにメモはしているんですけども、やはり多くが市役所を頼ってくるんじゃないかなと思いまして、その質問をさせていただきました。 観光客も安心して南城市に来て旅行ができるようなシステムを作るというのが目的であると思いますので、ぜひともよろしくお願いします。 発言事項5に行きたいと思います。 中学生議会について、非常に厳しいということでありましたけども、子どものまちを宣言する南城市でございます。次世代を担う子供たちの意見は非常に重要と考えております。子供たちの意見を踏まえたまちづくりを行うことで、若年層の定住人口増加、地域の活性化に促進されると思います。ぜひ今年度の開催を期待しています。 また、単年度で終わらすのではなく継続する、主権者教育にもつながると思っています。 教育長、市長、見解を聞かせてください。 ◎教育長(上原廣子)  運天貴也議員の、未来を担う子供たちの、社会を担っていく力強い子供たちを作っていくためには、今現在、私たちが進めている社会づくりの基本になる議会の進め方というところを経験させるというのも大事な、子供たちにとっては要素だと思います。 ただ、先ほど私が一貫校の件についても申し上げたとおり、学校の現場の先生方の多忙さが来年、再来年かなり増えていくというところの部分で、子供たちを指導するのに、前回のお話を伺うと、学校の先生方、1年がかりでその準備をしてきたという話を伺っておりますので、今回はこの議会の開催に関しては見直していただいて、学校の現場が落ちついた時点でもう一度考え直したほうがいいんじゃないかということの委員会としては考えを持っております。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  新学習指導要領がスタートするということで、先ほど教育長の答弁にもありましたが、恐らく学校現場の先生方の多忙さというのは、我々の想像以上のものがあるのではないかと思います。 当然、この中学生議会に関しても現場もやりたいと、恐らく思っていると思うんですけれども、今の状況では難しいという判断を下していると思いますので、市長としてもそこは尊重していきたいと思っています。 ◆2番(運天貴也議員)  市長の意見、教育長の気持ち、受けとめております。 ただ、子供たちというのは待ってないんですよ。このとき、このときのチャンスというのがあるかと思います。ぜひとも、私も中学生、高校生、小学生、子供いますけれども、やっぱり年々成長していきます。そのときの時代に合った流れではなくて、私たちの思いもやっていくのが可能かなと思っています。 先生方に任せるんではなくて、やり方を考えるということはないでしょうか。 先ほど市長は、子どものまち宣言を考える場合に市民の意見を聞いて作るということでお話がありました。中学生の意見、小学生の意見を聞かずに子どものまちの宣言をするのか、もう一度、聞きたいと思います。 先生方に任せるんではなくて、応募型とか、そういった形でやっていけば先生方に面倒というか、お時間を割いていただかない形で子供議会が実現できるかと僕は思います。 いかがでしょうか。市長、お願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  やはり現場の先生方の声というのは、こういう場合はとても大事だと思っています。 学校の先生方の手を煩わさないでという考え方もあるかもしれませんが、現実的にはそれは非常に厳しいんじゃないかと思っております。 子供たち待ったなしというのも、当然、私もそれはわかります。ただ、今回のこの決定に関して、方針に関しては、やはり現場の声も聞いて、その上で判断しているということですので、繰り返しになりますが、今回の決定に関しては尊重したいと思っております。 ◆2番(運天貴也議員)  わかりました。 落ちつきました令和3年度から考えたいということでありましたので、来年1年間、検討していただいて、発信していただいて、令和3年、令和4年には現実化できるように期待しておりますので、ぜひとも子供たちの意見、大きな場面で発信ができるような機会を作っていただきたいと思います。 私の一般質問を終わりたいと思います。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 12時31分)     (再開 13時30分) それでは再開します。 次の質問者、新里嘉議員。 ◆5番(新里嘉議員)  皆さんこんにちは。一般質問初日、午後の1番手、新里でございます。 それでは早速でございますが、一般質問に入らせていただきます。 発言事項1、大里北小学校関連について。 今年度4月より、新しい校舎での授業を開始した大里北小学校の学習環境及び周辺環境整備に関する以下の点を伺います。 ①古堅区教会側より嶺井区に延びる農道嶺井土改16号線、市道田原線、株式会社技建さん。 ここで、技建さんの建の字が間違っておりました。訂正させていただきたいと思います。 技建さん側より市道土改1号線に通じる農道嶺井土改11号線を時間帯指定スクールゾーン又はゾーン30に設定できないか所見を伺います。 ②現在の場所には、体育の授業で使用する鉄棒以外の遊具等は設置しない方針だと聞くが、詳細及び学校遊具に関する市の考え方を伺います。 ③いまだ方針が出ていない旧校舎の跡地利用に関しては、去った3月定例会において、地元嶺井区に対しては誠意ある対応をしていくとの趣旨の答弁がありましたが、現時点での進捗を伺います。 2番目、地域課題について。 ①市道前原線は歩道、側溝等もなく、アスファルトの剥離箇所も多数あり、早急な対策を講じる必要があると考えるが、所見を伺います。市道前原線は字島袋区にある市道でございます。 ②市道南風原田原線は、那覇・玉城自転車道との兼ね合いもあり、工事が停滞しておりますが、早期整備実現のためにも強く県へ要請すべきと考えるが、現在の進捗状況も含めて所見を伺います。 ③福原区の市道長増長堂線は簡易的な補修ではなく抜本的な整備が必要と考えるが、所見を伺います。 大きな3点目、特別支援教育支援事業について。 ①市内の幼・小・中で支援を必要とする児童生徒の人数を伺います。 ②学校現場の要望どおりに人員を配置することができたのか伺います。 ③人材確保についての課題と、その対策について所見を伺います。 以上3点、よろしくお願いいたします。 ◎教育部長(上原昇)  新里嘉議員の御質問1、大里北小学校関連についての①道路規制関連の質問にお答えいたします。 現在、児童が利用している3路線については道路幅員が5メートル未満の生活用道路として位置づけされている道路であり、各関係者との協議により、ゾーン30の指定は可能だと考えております。 しかし、現在整備中である土改1号線改良工事が本年度で完了するということがあります。その後に通学路の設定変更等も視野に入れて、現在、部内で検討をしているところであります。 関係機関より意見を聞いた上で今後、進めていきたいと考えております。 次に、質問②の現在の場所には体育の授業で使用する鉄棒以外の遊具等は設置しない方針だと聞いていますが、その詳細及び学校遊具に関する市の考え方についてお答えいたします。 小学校における遊具を含めた施設設備の設置については、文科省省令の小学校設置基準に基づき、学級数及び児童数に応じ、指導上、保健衛生上及び安全上必要な種類及び数の校具並びに教具を備えなければならないとの規定があり、これを受け、必要最小限の教具を設置しています。 次に、質問③いまだ方針が出ていない旧校舎の跡地利用について、現時点においての進捗状況についてお答えいたします。 跡地利用計画については幾つかの課題があり、まだ市の方針として決まっていない状況であります。 平成26年度に嶺井区自治会より、嶺井区の跡地利用を考える会からの要請等も出ているところですが、これら市の課題をクリアした上で時期を定め、地域との意見交換会を行うなど、対応をしていきたいと考えております。 ◎土木建築部長(玉城勉)  新里嘉議員の2点目、地域課題についての①点目の市道前原線の御質問についてお答えします。 市道前原線の当面の対応策につきましては、道路舗装の修繕等、現状で改善できる手法等について検討をしていきたいと考えております。 次に、②点目の市道南風原田原線についてお答えします。 市道南風原田原線に平行する玉城・那覇自転車道整備工事については、去年12月に瑞慶覧市長と県南部土木事務所長との現場視察を行い、共通の課題として早期整備に向けて取り組んでいるところであります。 県によると、今年度の整備箇所は大里貯水池(タンク)の向かいを予定しているということであります。 市道南風原田原線の現在の進捗状況につきましては、道路延長1,446メーターに対し、平成30年度末整備完了1,146メートルであり、79%の進捗でございます。今年度の工事発注箇所は西原南風原線との交差点の付近100メートルを予定しております。完了年度につきましては、令和3年度の完了を目指し取り組んでおります。 次に、③点目の市道長増長堂線の整備についての御質問にお答えします。 この路線は、福原区の西側の端部に位置するその他市道であり、本市の道路整備優先度を分類した南城市道路網整備計画には位置づけされておらず、まだ抜本的な整備を行う状況にはございません。 なお、当該路線は昨年、舗装の修繕を行っており、今後とも抜本的な整備ではなく、交通に支障がないよう、維持管理を図っていきたいと考えております。 以上であります。 ◎教育部長(上原昇)  新里議員の御質問3番、特別支援教育支援事業について、①の市内の幼・小・中で支援を必要とする、園児、児童、生徒の人数についてお答えします。 本市においては、支援対象園児が28名、支援対象児童が118名、支援対象生徒が18名となっております。 次に、②の人員配置についてお答えします。 本市は平成25年度より沖縄県振興特別推進交付金を活用し、市内小中学校へ配置しております。今年度も幼稚園5カ所に11名、小学校8カ所に33名、中学校4カ所に6名配置計画を立てて実施しております。 配置人数に関しては、各学校からの申請をもとに特別教育支援コーディネーターが各学校にヒアリングを行い、現状確認を行い配置しておるところであります。 次に、③の人材確保についての課題と、その対策についてお答えします。 現在(令和元年6月5日現在)において、特別支援員配置において幼稚園で1名、小学校6名の支援員不足が生じていますが、ほぼ順調に実施できております。全国的にどの職種においても人材不足が喫緊の課題であり、近隣町村や好待遇な民間に人材が流出し、今後、人材確保の競争はさらに厳しくなると考えられます。 対策として、継続希望調査の早期対応、内定通知等の手続等を早期に行うことで、現在、雇用している方々への配慮を行うとともに、継続されない方の後任の募集を早い段階からFMハートなんじょう等を活用して行っております。 また、幼児教育の育成の場である大学や専門学校等への募集情報を発信し、本年度より人材確保に努めているところであります。 ◆5番(新里嘉議員)  順を追って再質問させていただきたいと思います。 まず、北小学校関連、①点目のほうなんですけども、今回、農道2路線をスクールゾーン又はゾーン30に指定してはどうかということで提案させていただきましたが、この中で、土改嶺井の古堅側から延びる農道に関しては、こちらは学校の校長先生からも要望等がありまして、市道の工事が、土改1号線の工事が終わった後、こういった指定ができないかという相談があったものですから。 今、部長の答弁でもありましたけど、この工事が終わった後、しっかり学校現場と、また、地域関係者とも連携しながら設定可能かどうか次期に向けて取り組んでいきたいとありましたので、ぜひこちらのほうは学校長初め、学校関係者と連携をとっていただいて早目の、できれば本当に今年度中にゾーン30の設定をお願いしたいなというふうに思っています。 現状も教育委員会は確認していると思うんですけども、学校が移転した後も、今、土改1号線、市道が通れない状態になっていますので、この周辺の道路というのは本当にある意味、通学路ではあるんですけれども、大変危険な状況がもうずっと続いています。 この状況の中で、本当に大変ありがたいことに、地域の皆さんですか、スクールガードの皆さん、これは本当に今20、30名でとまらないんじゃないですかね。朝、そういった方々が一緒に登校もしてくださっていますので、そういった方々もある意味、付き添いしながらも大変危険な状況というのは遭遇して、多くの方から声をいただいておりますので、ぜひこれを反映していただいて、早目の取り組みをお願いしたいなというふうに思っていますが、それに関して市長の答弁をお願いしたいなと思いますが、よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  大里北小学校、まず、新しく4月から開校したということで非常にうれしく思っております。 ただ、新里議員の御指摘のとおり、工事に伴う道の、路線の安全的な整備がまだ追いついていないということですので、関係者の皆さんとも意見交換をしながらしっかりと進めていきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  ぜひよろしくお願いしたいと思います。 あと、また、技建さん側から、この新しい土改1号線につながるこちらの農道も、与那原側から来たときに、逆に南風原向けに抜ける抜け道となっているのがありますので、こちらが整備された後も、この道もかなり私としても通行は多く見込みがあると思いますので、できた後の状況もしっかり見据えた上で、この2路線問わず、周辺の通学路のゾーン30の指定、そちらのほうも法的な指定というのをしっかりとしていただきたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 2点目のほうに移らせていただきたいと思います。 南風原田原線のほうなんですけども、この市道、もう南城市で一番危険な通学路といって過言ではないというふうに思っております。 私も子供たちと、時間があるときは一緒に通学しているんですけども、ここ本当に歩道がない、車間も、本当に車との距離も1メーターもないぐらいのところを子供たちが歩いているんですけども。 特にこの朝の時間帯、晴れた日にはちょうど下から上がってくる車が、ちょうど日の出といいますか、山のほうから、逆に、車を運転しているときも、この日の光が大変まぶしい状況にあるんですね。本当にちょうどこの時間帯なんですよ。7時半から8時。 かなり加速して坂道上りますので、大変危険な状況が続いているという中では、僕は市道として、社会資本整備の中で、また、自転車道路との兼ね合いもあるんですけども、やはりここは通学路として大変危険な状況であるということを、もっと県、国に対して発信していただいて、本当に別予算なぐらいで予算獲得していただけないかなというふうに、この辺はもう本当に切に要望したいと思います。 市長も先月、先ほどから話が出ていますけども、県の国道協会長として東京のほうに行かれていると思うんですけども、その中では南部東道路の要請等のお話を聞くんですけれども、その中で、南城市の市道に限らず、通学路の件、県道も含めて、そういったことも、国交省の大臣と、また、事務次官クラスとも会われてきたというふうに聞いていますので、そちらのほうも会話の中に出てきたのか、そういったことも、もし先月の要請の中であったら、どういった状況だったのかというのをお聞かせ願いたいなと思っているんですけども。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  要請の中では、市道等に関しては出ておりません。 限られた時間の中で、いかに国道、南部東道路が主だったものですから、市長としては、その話をしたところでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  日程的にもタイトな日程ということで、時間も限られているということで、それは理解するんですけども、そういった場も今後、協会長として多くあると思いますのでぜひ、もちろんいろんな道に関しては優先順位があると思うんですけども、この那覇・玉城自転車道も自転車道路ではなくて、やはり南城市としては、ここは市道との兼ね合いで通学路ということも兼ね合いも考えていますので、ぜひここは緊急性のある通学路の整備として、県、国には力強く、本当に市長がリーダーシップをとって発信していただきたいなというふうに思っています。 先ほど部長の答弁からは、今年度、タンク側のほうも整備するというふうにありました。 ちょっと部長、確認ですけども、それとは別に今年度、内原公園から来る三叉路のほうは100メーターぐらい工事するとありましたけども、これは自転車道路の整備なんですか。それとも、市道としての整備、それとも両方一緒に並行してやっていくのか。 何か、見たら、今年度、タンクの向かいも工事の予定に入っていると。それで、もう一つ答弁の中には、三叉路の部分も入っているとありましたので、別の意味合いで捉えていいのか、その辺よろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問にお答えします。 ちょっとわかりづらい答弁だったかと思いますけども、当初説明したように、沖縄県の自転車道と南城市道、両方を整備しているものであります。 三叉路のほう、交差点のほうの部分については、先に県のほうで用地取得、市と協力して用地取得して、今はもう立ち退きもして更地の状態になっています。こちらのほうは、市のほうが車道拡幅の工事をまず入って、それが終わった後に、県が自転車道を先にやります。 タンクの前というのは、こちらについては今、擁壁がございます。こちらの部分については、沖縄県の自転車道の拡幅ということで、まずは用地買収と拡幅工事を先に県がやります。それを、拡幅を終わった後に市道を拡幅整備して、また自転車道をそばにつけていくというやり方になっていまして、タンクの前は、県のほうが今年度やると。それで交差点のほうから100メートルの区間、その部分については市が拡幅工事をやるという、2つのパターンがあるということでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  わかりました。 まずは、三叉路の部分に関しては、市のほうで先行して拡幅のほうを先にやると。タンクの向かいに関しては、自転車道路として県のほうが整備を先にするという認識だと理解しました。 その中で、今ちょっと部長の中でも、工事と用地買収の件も今、お話しされていたんですけども、私が確認したところ、この擁壁部分、タンクの向かいも、それともう少し先に行った北小学校の手前とタンクの間、その部分も既に用地買収は終わっているんではないかなと。県の、もう向こうは既に所有になっているんじゃないかなという認識なんですけども、その認識が正しければ、タンクの向かいも用地買収はもう特にないと思いますので、もう既に、すぐ今年度、工事が入るという理解でよろしいのかどうか。
    ◎土木建築部長(玉城勉)  失礼しました。 タンクの向かいの部分について、用地買収は終えておりまして、県の工事を今年度やると。用地買収の部分については、それから先のほうの部分が、県のほうでまた用地買収をするところが残っているということでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  ありがとうございました。 今年度、やはり大変危惧するこの区間、三叉路からタンクのほうまで。その部分が別工事ではあるんですけれども、今年度、目に見える形で工事のほうもスタートするということですので、その辺をしっかり推移を見守りながら、早期の開通に向けて御尽力いただきたいなと思いますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 続いて、③点目に行くんですけども、この部分、私、今年の3月の定例会でも質問させていただきましたが、その中で、まず、課題として、道路や下水道のインフラ面での課題を解決した上で、有効な跡地利用に取り組んでいきたいという答弁をいただいているんですけども。 その中でいいますと、道路となるとやはり先に思うのは周辺の土改1号線から続く市道の整備、これがまだ採択されていませんので、嶺井区のほうのその辺あたり。 下水道に関しては、北区域はいまだに工事が完了していませんので、その部分で、この2つの課題がある意味、解決されてからということなんですけども、大変申しわけないんですけども、両部長に、下水道はこの地区、例えばこの嶺井地区になると思うんですけども、跡地利用になると。最短でどれぐらいで工事のほうが完了するのか。これは、今のところの予定で構わないんですけども。 逆に、この課題がクリアされない限りは、跡地利用に関しては有効な策が打ち出せないのかなという理解をしているんですけども、その点について、もし答えられるのであればよろしくお願いします。 ◎上下水道部長(知念哲雄)  ただいまの大里北、もとの北小学校周辺ということで御説明申し上げますけれども、今年度、これから県との協議も含めて西原の流域に接続するということはもう承認を得ております。 負担金の部分についても今、調整をしておりまして、具体的に計画を今、調整している段階ですので、早くても2、3年後には着手できるのかなと。 ただ、その路線をどこから集中的にやっていくのかということはこれからなんですけども、基本的に県道77号線が主要になりますので、そこからまず、着手することになろうかとは思います。その後、その枝として延びてくるところが工事として入ってくるということで御理解いただければと思っております。 ◎土木建築部長(玉城勉)  当該地域については土改1号、もう今年度で開通します。 今現在はその2、その2というとその続きということで、その先から与那原町行きへのタッチの部分も工事にこれから入って、5年をかけて接続させるという形になっております。 今現在、この道路整備と下水道整備の部分なんですけども、その部分についてはやっぱり跡地利用とどうしてもリンクしてくるかとは思っております。我々としても、1日も早くその道を通すということになれば、その辺の土地利用の推進の部分についても、大きな後押しになるかというふうに考えております。 ◆5番(新里嘉議員)  今、両部長の答弁を受けて、3月の定例会でいただいた答弁の中では、そういった課題をクリアしてから有効な跡地利用ということありましたけども、これは市長からの答弁だったと思うんですけども。 市長、今の話でも早くても2、3年、下水道工事かかります。市道のほうも、順調にいっても与那原との接続も合せたらやっぱり4、5年ぐらいかかると。 課題が、こういったのがインフラ整備が進んだ後に跡地利用を打ち出すという3月の定例会の答弁だったのか、それとも、ある程度、道筋が通したら有効活用を打ち出すことはできますよという答弁だったのか、その辺ちょっと確認お願いできますでしょうか。 ◎副市長(新屋勉)  新里嘉議員の再質問にお答えします。 この幾つかの課題というのは、市の方針としての課題があります。そして、教育委員会のほうでの課題があります。 私は、市の方針としての課題をちょっと説明したいんですが、市は市政運営の最高方針、それから重要施策を決定するときは、市の訓令として庁議で諮ることになっております。 この当該大里北小学校跡地の利用については、これまで一戸建てとか集合住宅を含めた分譲地についての前市長からの説明、思いが伝えられたということなんですが、これについてちょっといろいろ調べてみたんですが、庁議での決定事項、決定されていないんです。これは前後含めてちょっと調べてみたんですけどね。 そういう意味で、一つの思いと。いろんな企業誘致とか、いろんな方法は検討しておりますので、この一つの思いとして説明したのかなと思っております。そういう意味での、市としての宅地分譲ですね、分譲としての、方針として決まったものではありません。 そういう部分があるために、また、市としてもそういう整理をちゃんとやった上で方針を決めて、説明はしていきたいなと思っております。 教育委員会の課題については、教育長のほうから説明をお願いします。 ◎教育長(上原廣子)  教育委員会としての課題なんですが、今、先に大里地区の幼稚園の合併して新設するという、今、大きい課題を持っております。その用地選定が選定委員会によって幾つかの候補地が挙がっておりまして、その中の幾つかは無理だということで頓挫している状態があります。 それで、この幼稚園敷地の選定を受けて、今もし選定委員会が挙げた候補地が全てだめなときは、再度、もう一度、用地の選定にかからないといけないということになっておりまして、そのために今、元大里北小学校の跡地は保留にしていたほうが、まだはっきりしない段階で大里北小学校の跡を手放してしまうと、今度また余計、幼稚園の敷地の確保がかなり厳しくなるんじゃないかという予想でもって、今、大里北小学校は予備に押さえてあるという状態になっている状態です。 今、一番大きい教育委員会としての課題の一つとして、大里北小学校跡地になっております。 ◆5番(新里嘉議員)  課題というのは、教育委員会の課題もあるし、市としての課題もあるということで認識はしましたが、その中で、3月答弁の中でも嶺井区に対しては丁寧に、誠意を持って説明していくという答弁をもらいましたが、市長、先月、嶺井区のほうから要請書が多分上がっていると思うんですけど。これは跡地利用に関するものではなくて、市長の懇話会を持ちたいと、市長とですね。そういった要請書が上がっていると思うんですけども。 確認したら、先週までに全く返答が来ていないということを嶺井区のほうから確認したんですけども、これはやはり3月の答弁とはまた矛盾しているんではないかなというふうに思っているんですけども、それについてどうお考えなのかお聞かせください。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  要請が来ているということは私も当然、承知しております。ただ、これに関しては、課のほうには調整できるようにしてくれというふうにも頼んでおりますので。 先ほど以来、市の方針がなかなか決まらないということに関しても、嶺井区の皆さんには、5年前に示された後、なかなか進んでいないという心配というか、相当かけているというのも認識しておりますので、そういう意味では、どういういきさつでこういうふうに遅れているのかというのは、区の役員の皆様が来てお話し合いをしたいということですので、しっかりとそこは答えていって、どういう状況かというのを説明して、その上でいろんな方針というのにつなげていきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  市長、やはり、本当に丁寧に市民の声を拾って、市民の皆さんに説明していくということで、やはりこれは市長が常々言っています、スピード感を持ってというふうに市長は常々おっしゃっていますので、僕は3月の答弁を受けて、嶺井区の皆さんにも近々市長のほうからもあると思いますよということもお伝えした経緯もあります。それも含めて、やはりどうしても遅いとしか感じられないんですよね。 先ほどありましたけど、大里の幼稚園の件も、去年6月に説明お願いしますということを言って、市長のほうも、何度か僕、質問させていただいた中でも、早目に広報誌とか説明会で周知を図りたいという中でも、いまだにそういったことが行われていないというのは、先ほどからの繰り返しになるんですけども、全く危機感というかスピード感、それを抱いていないのかなと逆に市民の皆さんも思ってしまうんじゃないかなと思ってしまうんですね。 やはり、ここはもう本当に、市長はもう本当に腹をくくって、しっかりこういったことには向き合って対応していただきたいなと思いますのでよろしくお願いします。 ちょっと②点目のほうが抜けておりましたので、遊具の件なんですけども、この遊具の件、文科省の指針にのっとってという答弁もあったんですけども、その中で、これもまた文科省の小学校設置基準の中にも、遊びと遊具の中で、子供は遊びを通じて自らの限界に挑戦し、身体的、精神的、社会的な面などが成長するものであり、集団の遊びの中での自分の役割を確認するなどの他、遊びを通じて、自らの創造性や主体性を向上させていくものと考えられる。また、遊具は、多様な遊びの機会を提供し、子供の遊びを促進させるものであるということもうたわれております。 そういった面から考えますと、ある意味、今回、答弁の中で解釈しますと、鉄棒以外はそういった補助対象ではなかったから、今回、設置しないという理解をしているんですけども。 そうなってくると、今、他の学校には、遊具がある学校があると思います。均等性がとれないというか、方向性も全然一つじゃないのかなとちょっと思ってしまうんですけども。 改めて遊具に関する市の方針ですか、それを教育長あたりにお伺いしたいなと思うんですけども、いかがでしょうか。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの質問にお答えします。 子供たちは遊びを通して成長していくものということは、これは重々私たちも把握しているんですが、現在、学校の教材教具に関しては、標準的な、備えないといけないものということで、授業の中で使う教材教具を優先して今、設置させていただいております。 それで、今現在、移転前に大里北小学校にあった遊具が安全面で可能であれば、施設課でそれをそのまま移設するということも可能なんですが、大分前に建てられてある遊具だとちょっと安全面で危惧する部分があるものですから、そういうものに関しては移設するわけにはいかないということで、そのまま廃棄することになるかと思います。 ただ、他の学校、小学校である遊具に関しては、周年行事で期成会の皆さんが建てたということをお聞きしております。学校として、委員会としては、子供たちが授業で使う教材教具の遊具を、例えば鉄棒なんですが、授業の中で使う教具という形での設置を優先させていただいておりますので、御了解いただきたいと思います。 ◆5番(新里嘉議員)  今の答弁なんですけれども、期成会が設置した遊具もあるというのも僕も聞いたことがあるんですけれども。 そうなってくると、やはり南城市の小学校、大小あります。資金が集まるところはそういった遊具も設置できるかもしれません。ないところはやはり、特に北小学校、百名小学校あたりは市内でも小さい学校ですので、そうしたところはなかなか周年事業でも集まらなくてそこまで設置できないと。 先ほどから私が言っているのは、やはりこういったことで遊具に関するあれが出てくるんじゃないのかと。 教育長からも、やはり遊具は子供たちのこういった体力づくりとか、そういったのにも関連していると言っていますので、やはりここはどうなんでしょうかね、僕はこういった期成会とかそういったことを頼りにするのではなくて、しっかり市として明確な遊具の位置づけをしていただきたいなと思うんですけれども。 それでちょっと提案なんですけれども、ふるさと納税あたり、人材育成とか教育関連の予算も多分つけられると思うんですけれども、ふるさと納税のこの予算を、逆に市内にある小学校に今後、遊具を設置することが可能かどうか。 その辺に関して、市長、副市長あたりから何か意見を求めたいんですけれども、よろしくお願いします。 ◎総務部長(新垣聡)  所管部であります総務部のほうで答えたいと思います。 ふるさと納税には幾つかの種類がありまして、本人がこのために使っていただきたいというものもございます。それはやっぱり本人のふるさとに対する思い、こういうところに使ってくださいというのがありますので、それをそのまま本人の意思を無視してそこに充てるというのはかなり厳しいところがあると。 ただ、中には、子供たちの教育やそういうのに充ててほしいという目的を持たして寄附する方もいらっしゃいます。これにつきましては、そういうものが可能なのかどうかというのは、今後、検討させていただきたいと。 ただ、先ほど言う遊具については、今、例えば市内の学校でも古くなってだめになったものとか、あるいは危険というものについては撤去する方向でございます。 ただ、体育の授業で使うものについては当然、設置されていなければいけないという観点からそういうのがありますし、また、屋外のいろんな地域団体の皆さんがスポーツをやっていて、逆にその遊具が邪魔になっているということもあって、どの程度の学校の敷地内に遊具が必要なのかということも、また設置にあたっては必要になってくるのではないかと。 例えば今、安全性の面から各学校に、特に小学校ですけれども、あるのは、古タイヤを使った跳び箱みたいなのですね、ああいうのですとやはりPTAでも廃材のタイヤをいただいて、ペンキ塗りをしてそういう作業の中でも設置できるのではないかというふうに考えております。 この財政的なものについては、そういう目的で寄附されたものがあるかどうかとか、そういうのを配慮した上で、あとは設置の方向性については教育委員会、あるいは学校現場の声等も聞いて、学校の先生方が真に必要なのか、あるいは危険なのかどうかも含めて、今後の管理上のこともあるかと思いますので、そこら辺は教育委員会の中で判断していただきたいと思います。 ◆5番(新里嘉議員)  今の部長の答弁からすると、寄附する方の意思とありましたけれども、あの遊具といっても、これは教育予算ということで、もう確実はまる予算なので、そこは僕は全く問題ないのかなというふうに思っています。 今の部長の答弁でもありましたけど、北小学校、古い学校から新しい学校に持っていく遊具、多分一つもないと思います。となると、先ほど言ったように、もう体育の授業で使う鉄棒以外は設置されない状況にまず間違いなくなります。 学校の校長先生も先生方も言っていました。体育館前にある吊り輪、これですね、高さとかも調整されていまして、低学年から高学年までよく使っていますよという声が聞かれるんですね。できればこれを移したいという方向の相談を受けました。 ただ、今言っているように、古い、もう基礎もぼろぼろですので移すことができません。 そういったある意味、遊具といいますか、校具を新たな学校に設置することができないか。先ほど言ったふるさと納税を活用してできないかというのを先ほど来、質問させていただいているんですけれども。 これはもう本当に思いというか、やると言えば多分、その方向性で行くと言えばできるのではないかなというふうに思っているんですけれども、再度、市長のほうからちょっと答弁いただけないでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  遊具等に関しては総務部長からもありましたが、教育委員会、そして、学校の現場の先生方の意見が大事だと思っておりますので、とりあえずは教育委員会、部会のほうでまとめていただいて、そしてそれを参考にしながら、また市長も検討していきたいと思っています。 ◆5番(新里嘉議員)  運動場が整備される頃には鉄棒以外の遊具も設置されるということを、確約はいただけたのかなと思っていますので、ぜひともその辺はよろしくお願いしたいなと思います。 時間もありませんので行きます。 2点目の地域課題のほうなんですけれども、市道のほうまとめて質問させていただきたいと思うんですけれども。 その中で、やはりこれは維持管理の部分が大多数を占めると思うんですけれども、その中で前原線も、福原区にあります長増長堂線もそうなんですけれども、やはりある程度、舗装はするんですけどね、やはり応急的な舗装なので、どうしてもしばらくするとまた同じような形ででこぼこになってしまうという現状があると思うんですけども。 その中で、市長、以前、選挙戦のときなんですけれども、がたがたの穴だらけの市道、壊れたガードレールなど、危険な公共施設はすぐに改善に取り組みますというビラを僕見たことあるんですけれども、これは市長の応援していた方々のビラかもしれませんが。 その中で、前年の当初予算で、平成30年度は維持管理8,200万ついていたのが、今年度6,900万、1,300万マイナスになっているんですね。 早急に、初年度はこういった形で予算を増額してつけたんですけれども、今年度は1,300万、当初予算からしたら減になっているんですけれども、こういったやはり市道、もう本当に南城市に数多くあると思うんですよね、農道も含めて。 こういった維持管理に関しての市長の思いなり、所見のほうをお伺いしたいんですけど、よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  維持管理等、そういったものを含めて、総合的な判断で随時行っていってまいりたいと考えております。 ◆5番(新里嘉議員)  総合的な判断ということで、当初予算、今回は1,300万。補正とかで、毎年、こういった維持管理は最終的にはもう少し膨らむのかなと思ってはいるんですけれども。 やはり先ほど来言っているんですけど、しっかり市民の声を拾って、そういったことを早急に対応していく。また、対応するにもやはり財源というのが必要ですので、そういったことも含めてしっかり総合的な判断で地域の声を拾っていただきたいなというふうに思っております。 3点目のほうは行けなかったので、次回の9月の定例会のほうでまた掘り下げて確認したいと思います。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  次の質問者、森山悟議員。 ◆4番(森山悟議員)  皆さんこんにちは。今日5番目、午後2番目、森山です。よろしくお願いいたします。 平成から令和に年号も変わり、1カ月余りが過ぎました。 6月6日には奥武島ハーリーがあり、議員代表チームで参加いたしました。船は沈んでしまいましたが、議員一同、南城市民がよりよく住みやすい市づくりのため、頑張ってまいりましょう。どうぞよろしくお願いします。 全国では、子供たちを襲った痛ましい事件や事故が多発している中、子供たちの周辺は危険な場所が数多くあると思います。 南城市のほうでも、大里南小学校、大里北小学校の通学路の問題、大里中学校のブロック塀の問題など、数多くの問題があります。たくさんの議員の皆さんが一般質問のほうで取り上げています。大阪の小学校であったブロック塀の事故など、起こってからでは取り返しがつかないと思います。 市長、早急な対応をよろしくお願いいたします。 発言事項1、地域課題。 1、県道137号線垣花区255番地付近の歩道設置の件。 2、百名公民館前のバス停車どめの設置について。 3、百名小学校の正門前道路標識設置(百名小学校東線)。 4、国道331号線から百名新原線に接続する道及び百名新原線の整備について。 これはこちらのほうで資料を出してもらってよろしいでしょうか。 これは国道331号からの道になっております。 2枚目お願いします。 次、行きます。 5、市道中山~新原線道路整備と標識設置について。 これも資料のほうお願いします。 続きまして、発言事項2、新原地区の文化財周辺の整備について。 南城市は、天より下り立ったアマミキヨが国を開いた神話、穀物が伝えられた神話の舞台であり、グスク時代の遺跡79カ所、そのうち36カ所がグスクで、残りの43カ所は集落跡と伺います。 私たち地域には、受水走水、浜川御嶽、ヤハラツカサ、カラウカハなど、素晴らしい文化財があります。 1、カラウカハの周辺整備について(百名新原線)。 2、受水走水周辺の排水路(新原散策道)整備について。 3、浜川御嶽周辺整備について(新原~浜川線)。 4、ヤハラツカサ周辺整備について(新原~浜川線)。 私は、3月議会にて、短期留学・英語キャンプについて質問させていただきました。 市長は4月21日から4月28日まで、北中城村教育委員長、中城村教育委員長同行で、アメリカ大学視察に行かれましたが、その件について質問いたしたいと思います。 3、短期留学・英語キャンプについて。 主な訪問先とお会いした方々を教えてください。 2、今回の出張の成果を教えてください。 3、出張の成果を踏まえて、改めて短期留学事業への取り組みについて市長の思いを伺います。 どうぞよろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  森山悟議員の①地域課題についての御質問のうち、土木部関連の1、2、4、5についてお答えいたします。 まず、1点目の県道137号垣花255番地付近の歩道設置の件についてであります。 森山議員が御指摘する場所の歩道未整備延長は約100メートルであり、両側に歩道がございません。 県道管理者である沖縄県に現状等を確認したところ、県道の整備当時に用地取得ができなかったことから未整備のまま事業は完了し、その後の用地交渉等は行っていないとのことでございました。 今後の取り組みについては、用地が解決できれば歩道設置を検討していきたいとのことであり、用地解決に向けて地権者、南城市の御協力をお願いしたいということでございました。 2点目の百名公民館前のバス停車止めの設置についての御質問にお答えします。 御指摘の場所は、旧国道で市に移管された道路(国道バイパス県道137号線)であります。 現地は大きな急カーブの箇所の奥まった場所にバス停があり、歩車道境界ブロックや防護柵等が設置されておりません。事故の発生状況等や周辺交通等への影響の有無などを与那原警察署と相談、協議しながら、どのような交通安全対策がとれるか検討してまいります。 4点目の国道331号から百名新原線に接続する道及び百名新原線の整備についてお答えします。 現場を確認したところ、一部路面の沈下等があり、維持補修で対応したいと考えております。 しかしながら、当路線の沈下の主な原因としては、大型バスが頻繁に通過したことが原因と見られ、大型車両の通過制限等が必要か、今後、与那原警察署とも相談、協議していきたいというふうに考えております。 5点目の市道中山~新原線道路の整備についてお答えします。 当路線は、観光客(レンタカー等)の増加により、通過車両が多くなっている現状であります。 道路整備については、転落防止柵等で対応できるか検討してまいりたいというふうに考えております。 なお、3点目と5点目の道路標識については、市民部長のほうで答弁をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ◎市民部長(屋比久正明)  森山悟議員の①地域課題の3点目、百名小学校の正門前道路標識設置についてと、5点目の市道中山~新原線道路整備と標識設置についてお答えいたします。 道路標識の設置につきましては、与那原警察署及び関係部署と調査を行い、安全対策になる有効な手段を協議し対応していきたいと考えております。 ◎教育部長(上原昇)  森山悟議員の②の新原地区の文化財周辺の整備についての1点目、カラウカハの周辺整備についての御質問にお答えします。 カラウカハにつきましては、稲作発祥に関わる重要な文化財であり、東御廻りの拝所であることから、多くの方が訪れる場所であると認識しております。 稲作の発祥に関わる地であることからもおわかりのとおり、水量が豊富であり、今でも湧き水が途絶えることなく湧いており、その影響でのりが張りついており、滑りやすく危険な状況となっていることを確認しております。 前面部分に関しては、東御廻りなどの拝みの際の安全を考慮し、早急に清掃するなどの対策を講じたいと思います。 しかし、井戸の整備につきましては、未指定の文化財であることから、これまでにも同様の整備の要請があった未指定文化財との整合性を図る上で早急な対応は難しく、所有者・有識者と協議をしてまいりたいと考えております。 ◎農林水産部長(森山紹司)  こんにちは。 森山悟議員の②新原区文化財周辺の整備についてお答えします。 2番、受水走水周辺の排水路整備について現場を確認したところ、一部未整備箇所があり、降雨時には排水が集中し、市道沿いが洗掘された危険な状況でありました。地権者と調整を行い、維持管理で対応していきたいと考えております。 散策道について、東御廻りの巡拝道路として整備されておりますが、現状は草木が繁茂し利用できない状況にあります。関係課と調整を行い、伐採等の対応を検討していきたいと思います。 以上です。 ◎土木建築部長(玉城勉)  森山悟議員の②新原地区の文化財の周辺の整備についてのうち、3点目と4点目についてお答えします。 3点目の浜川御嶽周辺整備について(新原~浜川線)と4点目のヤハラツカサ周辺整備について(新原~浜川線)は隣接地であり、また、森山議員との現地立ち会いをしていただきましたので、一括してお答えしたいと考えています。 現場及び地積図等を確認したところ、里道や市有地から草木が繁茂している状況でありました。草木の伐採等、維持管理で対応していきたいと考えております。 また、民地との段差箇所については、安全対策としての転落防止柵等の設置基準や優先度等を勘案しながら設置の可否を検討していきたいと考えております。 なお、標識の設置については、交通規制に関する標識の所管である沖縄県公安委員会の判断となりますので、設置の可否について確認していきたいというふうに考えております。 ◎教育部長(上原昇)  森山議員の御質問、短期留学・英語キャンプについてお答えします。 1点目の主な訪問先とお会いした方々についてですが、まず、訪問先として3カ所の大学と2カ所の短大、観光施設2カ所であります。 3カ所の大学の内訳として、ワシントン州立大学、アイダホ大学、そして、セントラルワシントン大学、2カ所の短大(スポケーンフォールズコミュニティカレッジ、ノースシアトルカレッジ)であります。観光施設はパイクスプレイスマーケット、T-モバイルパークを訪問しております。 次に、主に会った方々は、ワシントン州立大学副学長、留学生入学責任者、インターナショナルセンターのセンター長、教育学部副学長とお会いしております。 アイダホ大学では、GSSP責任者(ディレクターとエグゼクティブディレクター)、その他スタッフ、沖縄インターナショナルスクール卒業生(沖縄出身留学生)であります。 セントラルワシントン大学では、学長と留学担当責任者、スポケーンフォールズコミュニティカレッジとスポケーンコミュニティカレッジでは、両短大のそれぞれの学長、理事関係者、留学担当関係者、沖縄出身留学生にお会いしております。 ノースシアトルカレッジでは、副学長、留学担当責任者とお会いし、また、プルマン市の市長、スポケーン市の市長にもお会いしております。 次に、2点目の今回の出張の成果についてお答えします。 現在、実施している南城市海外短期留学事業の派遣先であるワシントン州立大学を含め、5つの州立大学やコミュニティカレッジ、大学等の立地する市役所を訪問したことで、現在、協定未締結の大学等から年内に沖縄を訪問し、沖縄県内市町村海外短期留学実行委員会と協議したいとあり、今後、新たな大学と協定締結し、南城市の生徒が留学する上での選択肢が増えることが期待されます。 また、今年の7月11日から31日まで、南城市の生徒が訪問するワシントン州立大学ともさらなる短期留学の充実が期待されることであります。 次に、3点目の出張の成果を踏まえ、改めて短期留学事業への取り組みについて市長の思いを伺いますについてお答えいたします。 まずは40人から50人の中学生、高校生を沖縄出発から帰着まで約3週間にわたりコーディネートをしてくださっているドットソリューションズの会長を初め、スタッフの皆さんには改めて感謝を申し上げます。 今回の現地体験を通して、このプログラムの大切さと重要性がよくわかりました。そしてまた、今回の出張で実際に現地を見ることで、ワシントン州立大学の立地条件、指導体制、宿泊体制、安全管理、カウンセリング体制、救急医療体制等、生徒たちを安心して預けることのできる大学であることを再確認することができました。 この短期留学事業は、南城市内の将来の有望な人材を育成する上で必要不可欠な事業であると思っております。 ◆4番(森山悟議員)  再質問させていただきます。 県道137号線垣花区255番地の歩道設置の件についてお伺いいたします。 歩道設置について、用地解決に向けて地権者と南城市のほうで御協力できたらすぐにでもできるという話がありましたが、これはどういうふうに進めていく格好でありますか。よろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  県も、市町村道でもあるんですけれども、未買収でとまっている場所については、まず地権者と接触をした上で、地権者のほうか、もしくは地域とか地権者からですね、こちらのほうの買収に応じるというふうな話があって、そこからやっぱりもうかなり年月がたっていますので、沖縄県のほうでは用地鑑定とか、そういったものを入れていった上で事業を導入してそれを進めていくと思います。 その場合、やっぱり一番最初の地権者のほうが間違いなくそれに応じてくれるという確約がないと、なかなか担当者としても、次年度以降の予算要求とか、事業導入に向けての関係機関との交渉に入っていけません。 ですから、一番キーになるのは、地権者がこれはもう用地鑑定した価格であれば譲って整備をしてもらいたいというふうな、そこまで地権者の御協力の熟度が上がっていることを確認すること、それが一番重要かというふうに考えております。 ◆4番(森山悟議員)  この件に関して、私が垣花の区長さんと話をして、その件を持って帰ってきて、部長も一緒にまた立ち会って、そういったのを早く進める格好もできますか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  先ほど申しましたように、県のほうには電話で問い合わせをした、担当者に問い合わせをした段階です。一つ一つステップを踏む必要があると思います。 まずは、市としてでも、区長さんとともに地権者にお会いをして、用地鑑定を入れて、そういった部分での交渉した後の事業導入で進めていくということで、県に話ししていいかというものを受けて、今度は我々が、電話じゃなくて今度は直接、県のほうの担当部署、もしくは南部土木事務所長あたりまでに要請をして、もうほぼ地権者の意向も確認できましたので、ぜひ次年度以降よろしくお願いしますというふうな、一つ一つの相互のキャッチボールをしながら事業導入に向けてのものになろうかというふうに思っています。 ◆4番(森山悟議員)  この場所なんですが、小学生が帰るときに大変危ないんですよ。車のほうもかなり飛び出てきて、何回も危ないところを見ているんです。これをちょっと早急にやりたいので、今、部長のほうでできるものを先にやって、私も動きますので、ぜひこれ早目、早目で進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 2件目の百名公民館のバス停車どめの設置についてお伺いしたいと思います。 歩道の防護柵等が今確認、与那原署のほうにしていると言いますが、これを進めるためにはどういった感じでできるというあれはありますかね。どんなふうにやればこういった設置ができるという取り組みですね。お願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  道路の交通安全施設、ガードレールとか転落防止柵、もしくは速度を軽減するような路面標示等々につきましては、交通規制等々に絡んでくるものでございます。そういったものについては、沖縄県公安委員会、与那原署等々との協議で、この道路内にそれを設けていいかと。その設けることによって重大事故が発生したりとか、別の脇道からの道路を阻害したりとか、そういった部分の確認をしながら公安委員会のほうの協議を経て、了承を得た上でやっていくという形になります。 私も現地を見て、やっぱりカーブなんですけれども、脇道からまた別な道路の道があるんですよ。だから、そういった交通の障害にならないということと、あとは今年の10月から本市は地域交通の再編で市内線のバスが通るという形になっておりまして、今までの大型バスではない形態でなっていくと思います。 ですから、その使用されるバス等々の部分も見ながら、どの範囲にどんな交通安全施設をやろうかという部分については、公安委員会、与那原署との協議を経ながら進めていくということになります。 ◆4番(森山悟議員)  今、部長からありましたこの場所なんですが、コーナー、すごい大きなコーナーなんですね。地元の人とか、わかる方たちは普通にゆっくり歩かしていくんですけど、今、内地から来る方とか、とてもかなりのスピードで来るんですよ。何回かそばのほうにぶつかっていったりとかもあって、入口、本当に子供たちがもう飛び出さないところにこの車どめというのは大事だと思うんですよ。 そば側のほうには車どめが設置されているんですが、見ましたか。正面のほうではなくて横のほうには車どめが2個あるんですよ。ここにはないんですよね。 正面にほしいんですよ。両サイドから曲がってきたときに、確実にここに突っ込んでくるおそれがあるんですよね。地域の方がもう怖くて、子供たちも飛び出しもあるので、大人たちが、保護者がずっと巡回とかはしているんですけど、注意は促しているんですけど、それでもやっぱり子供たちなので、大変危ないと思います。 これをどうにか、こういったものをつけていただき、早目、早目で対応をぜひやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 次、3番目の百名小学校の正門前道路標識設置(百名小学校東線)についてなんですが、これも今、与那原警察署のほうに標識等を聞いていると言いますが、前話したときに、道路のほうにスピードを促す、徐行をお願いしますとか、そういったのもできないかという確認もとったんですが、そういった件に対してはどんなでしょうか。 ◎市民部長(屋比久正明)  森山議員の再質問にお答えします。 注意喚起等の標識といいますか、小さな、スピードを落とすとか、子供に注意とかの看板の設置をうちのほうで対応していきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆4番(森山悟議員)  市民部長、どうもありがとうございます。 できれば、もしこの先にできるものから先に進めていただき、こちらも先ほど言ったみたいに、地元の人であれば飛ばしはしないんですけど、レンタカーとかで来た場合に、この辺の近くのものを見に行くということで、ここの中入ってくるんですよ。もうかなりのスピードで。 子供たちがここから通りますので、こういったものを先に上げていただき、与那原警察署からの大きい標識等とか建てられるんだったら、そういったのもぜひやってほしいなと思っております。 もしできるのであれば、早目の対応よろしくお願いします。 4番目、再質問させていただきます。 国道331号から百名新原線に接続する道及び百名新原線の整備についてなんですが、こちらのほうなんですが、大型バスが通るということで陥没しております。 先ほど話した件によりますと、バスをここから通さないような方法をとろうかというのもありますが、逆から多分回るので事故が今度、増えないかなというのがありまして、バスが入ってこなければ部落でお仕事をしている人たちが仕事がなくなってきたりとか、いろいろな面があると思います。 今、会社名を言ったらあれなんですけど、石嶺組さんの前の道なんですけど、もう大体、少なく見ても1日大型バスが40台、すごい数です、年間。路線バスも走っています。すごいバスが入ってきます。 そしたらもう、確かにこんなしてなるのはもちろんだと思うんですけど、前回、4、5年前には一回、車が下に落ちました。いろんなのもありますので、ここの道は昔からちょっと危ないと言われております。ぜひ直す方向で、バスをまた半分は回すとかいろんな考えをやっていただき、早急に整備。 この下のほうに、道を下りていくところに関しましては、上の木、バスが通るたびに上の木がバスに当たったりとか、ここの下のバス停に下りていくところの道も本当にひずんでいるんですよ。全体的にこの道自体がもう全体的にひずんでいるんです。 だから、もう早急に予算を取って直さないと、多分、崩れてからでは遅いと思います。今、マンホールも全部、上に浮いてきています、陥没してですね。 そういったのも見て、今後どうするかちょっと部長的にはどうなのか答弁、お願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えいたします。 御指摘のとおり、大型バスが通ってかなりわだちが出てきています。この部分についてはどのような対策、まずは舗装、わだちをなくすという対策、部分について検討したいと。 ただ、それだけじゃなくて、先ほどは通さない、少し制限をするかということとは別に、今、国道331から本来の百名新原線ですか、あちらから入る部分が鋭角になっているので、大型バスで回り込むためには一度で入れないので、またもう一回、国道側に後ろを出して切り返して入るということで、国道の通行の部分で非常に危険性も高いということで、今、市道のほうが入りやすいので市道のほうに入っているという状況かと思いますので、この部分については国道さんとも、今、鋭角になっているあのコーナーの回り込みの部分での交差点の改良というんですか、その辺はできないものかということでちょっと相談したいと考えております。 これはもう、市道との取り付けだから市道でやってちょうだいと言われるかもしれないんですけども、やっぱり国道の交通の妨げになるほど今、観光バスが入ってきているんだという実情等も踏まえて、国道さんのほうにお願いをしたいということであります。 もう一点目の全体的な路線の部分については、確かにもうやっぱり市道を、当時は村道だと思いますけど、村道を整備してかなりの年月がたっておりまして、ところどころの部分でやっぱり斜面地に通っている道路なものですから、その辺で修繕が必要な箇所がどんどん出てきています。 こちらに限らず、いろんなところで今、そういった場所がございます。 特に頻繁に観光客とか市民が通る交通量が多いところを優先的に修繕していこうというふうに考えておりまして、今年度以降、体制等々も徐々に整ってまいりましたので、新規路線だけではなくて、今ある既存の道路をどう補修、長寿命化を図っていくか等々も含めて、今後、体制を整えながら取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◆4番(森山悟議員)  今、部長からありました国道側と百名橋のほうの入り口、回るところありますよね。これ、知念側から国道、ここに来るとき信号が見えなくてかなりのスピードでみんな来るんですよ。下から回るときにバスと何回か接触があります。 国道側にこの点も告げてもらって、ここをもうちょっと大きく改良する格好、これが一番ベストだと思うんですよね。信号がもう全然見えないんですね、知念側から来たら。ここは確実に事故がいっぱい起こると思います。 だから、先ほど言ったみたいに、入るときもそうです。下から帰るときもそうなんですけど、ここを大きく回れるように、バスが1回で、その整備のほうも話ししていただければ助かります。ぜひよろしくお願いします。 続きまして、市道中山~新原線道路整備と標識設置についてなんですが、この標識のほうも今、道路側のほうに標識がすぐにはできないということで話がありますが、こちらのほうも今、観光客が、外国の方がかなり増えて、すごいスピードで来るということで、あちらの道は整備されてないので、右、左ちょっと危ないですよね。 そういったのが玉城中山区から話がありまして、どうにかできないかという話が上がっております。 すぐにはこの標識ができなければ、前言ったポストコーンとか、ここには溝があるよという、促す何かができないかというのを、ちょっと所見をお伺いしたいんですが、どうぞよろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問にお答えします。 御指摘のように、ポストコーンを置くなり、視覚的な部分で注意喚起をして交通事故を防ぐというふうな部分は必要かと思います。 あとは、やっぱり観光客なので、なれてないので、その辺の道路標識、その分は必要かと思います。企画部長が先ほど答弁したように、今、観光関連で外国人のための案内版みたいな事業もございますので、そういった部分で一緒にこういった案内ができて、外国人の方々もスムーズにこの場所を通れるような対策について、連携しながら考えていきたいというふうに考えております。 ◆4番(森山悟議員)  今、1番から5番まで上げさせていただきましたが、この関連について、市長の意見を伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  観光の皆さんも含めて、当然、子供たちの安全面も含めて非常に大事な御指摘だと思っておりますので、専門的な見地が非常に必要かなと思っておりますので、担当課のほうでしっかり県とも、あるいは国道事務所とも対策を立てていけるよう私からも指示を出しておきたいと思います。 ◆4番(森山悟議員)  大きい2番目の再質問させていただきます。 カラウカハの周辺整備についてなんですが、先ほど藻が張っているところを整備する話があったんですが、絶えず水が出ているんです。 そこを石でやったブロックのほうにグレーチングに変えれば水が下に流れていきやすいので、道は毎日ぬれないと思うんですが、その意見に対して質問したいんですが、よろしくお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  先ほども質問の中で、湧き出て、ずっともう常時かれることなく湧き出ているんですけれども、今おっしゃるようにグレーチング等をやれば、整備をすれば解決はすると思うんですが。 しかし、この部分についてはまだ指定されていない文化財で、予算等もからむところから、とりあえずは、今回は掃除等にして、対処をして、今後、本当に整備でできるのかということで検討をさせていただきたいと思います。 ◆4番(森山悟議員)  部長、これ、前回は、直す前は、しっかりとここ、水をきれいに流すように造るという話があって、ここちょっと直したんですよ。それがまた同じ格好になっているって部落の方が言っているんですが、こういう面に対して、ずっと水も流れて、道にも流れているので、グレーチングに変えるだけというのは難しいんでしょうかね。入り口全体的じゃなく、水が流れているところだけなんですよ。 前の現場の立ち会いの話の中で、ここをグレーチングに変えたらこの水の解消はできるねという話もあったんですよ。 今、部長が言っているのは、施設の中のほうですよね。中じゃなくて外のほうなんですよ。外の側溝があるところを水が流れてきますよ。ここが流れないので、逆流して中にも藻が張ってしまうんですよね。そこをきれいにグレーチングで流してもらえれば問題ないんですが。 この設置のほうをお願いしたいです。お願いします。 ◎教育部長(上原昇)  前回、森山議員に呼ばれまして、現場を見てくれということであったんですけど、うちの担当部のほうで一応、現場を見ています。 そのときにもグレーチング等の話があったんですけど、ぜひ私ももう一回確認して、本当にできるのかできないのかを、再度、現場を確認させていただきたいと思います。 以上です。 ◆4番(森山悟議員)  このカラウカハというのは、今から約700年前、中国から稲穂をくわえて鶴がここに下り立ったったという素晴らしい場所なんです。わかりますかね。 素晴らしい場所なので、これは早急に直していただかないと、部落の方もやっぱり正月とか拝みに来ますので、これ何回か転んだ方もいるんですよ、ここで、滑って。多分、現場を立ち会った方はわかると思うんですけど、何回か滑っていますね、ここでも、立ち会いながら。 ぜひ早急に直せるよう、よろしくお願いいたします。 続きまして2番、受水走水周辺の排水路(新原散策道)についてなんですが、先ほど排水のほうを早急に直していくということであったんですが、この周辺、全体に係るんですけど、ところどころ排水、こういったところをしっかり南城市のほうが見ていただき、今後、早目、早目で対応ができたらなと思いますが。 また、その近くにある新原散策道、このほうも年2回でもいいので、しっかりと草を刈って、人が通れる、せっかくいいところなので、拝みに来る方が、ここ道があったんじゃないとかよく聞かれるんですけど、昔、新原のほうで何回か対応したことあるんですけど、もう新原区も年々人が少なくなってきて、年4回の草刈りはあるんですが、ここまでの対応は全然できません。 だから、南城市としてしっかり、年2回ほどでも構わないので、しっかり整備をしていただきたいと思いますが、それに関して市長、意見をお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  とても大事なところですね、南城市の中でも、琉球開闢の地をうたっているわけですから。ただ、700年前というのは私も知りませんでした。鶴の話は聞いていましたけれども。 そういったこともありますので、ここはしっかり対応できるように頑張っていきたいと思います。 ◆4番(森山悟議員)  続きまして、3番目に、浜川御嶽のほうに再質問させていただきます。 浜田御嶽の周辺の整備についてなんですが、ここはやっぱり観光客とか、よく浜に遊びに来る方とか、たくさん車が来るんですけど、スペースがないんですね。Uターンする場所、右側のほうに人の土地があって、そこが昔駐車場ではあったんですが、もうあそこではUターンできない。高さのほうもかなり段差があって、車が落ちた場面とか、かなりあります。 前、役所の方も立ち会ってもらったんですが、ここの整備、伸びてから整備するのではなく、ここをしっかり管理していただき、近くにもヤハラツカサもありますので、砂場、ここの周り付近をしっかりと整備するよう日頃から見に行っていただき、地域の方とも話をしてもっといい方向に。 駐車場をつくれるんだったら本当は駐車場をつくったほうが一番ベストじゃないかなと思うんですが、この件に関してお願いいたします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  森山悟議員の再質問についてお答えします。 この内容については、非常に答弁が難しいところがございます。 私の最初に答弁した中で、南城市の土地、里道のほうから草木が繁茂しているので、我々はそれを刈らないといけないというふうな答弁をしました。 それはなぜかというと、やっぱり南城市の中は自然が豊富なんですけれども、一方ではこういった草木が繁茂して、こういった交通の障害とか拝所とか、そういったところの維持管理の部分で非常に行き届いていないというところがございます。 そういった部分をやっぱり南城市だけでやるとなると、非常にかなりきついところがございます。我々も今、努力をしてやっていきたいというふうに考えています。 現地を見て、やっぱり木が大きいものですから、やっぱり区とかいろんな団体にお願いしてもこれは難しいだろうということがございまして、今回は市の土地から繁茂している草木なものですから、それはもう切って、それを管理していこうというふうに考えております。 将来的には、やっぱり我々も地域と連携しながら、やっぱり地域のことでできることを支援しながら、そういった拝所とか、地域に残されている歴史文化遺産等々についても、ともに管理できるような何らかの体制を作っていけないかと。 その間は、できる限り市としても維持管理は頑張っていきたいというふうに考えております。 ◆4番(森山悟議員)  ありがとうございます。 続きまして、大きい3番の短期留学・英語キャンプについてお聞きしたいと思います。 先ほど主な訪問先とお会いした方々を教えていただきましたが、先ほど部長のほうからだったんですが、行った市長にもう一度、細かい話を伺いたいと思いますが、市長、行ってお会いした方とかいらっしゃいますが、行って、この方々と会って、どういったふうに変わったかというのを、市長の意見をちょっとお聞きさせてもらいます。お願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  そうですね、今回1週間ほどで、今、言ったところ5カ所。そして、2人の市長さんにも会っています。 一番感じたのは、やはりもう今、時代は国際化とは言ってないですね。国際時代と既にもうレベルが上がっています。 ですから、そういう意味では、海外短期留学の制度というのは重要であるとともに、もっともっと強化してもいいかなとも思っています。 というのは、やはり国際社会の中では英語はもう必須です。プラスアルファの中国語、韓国語もやらないといけないという時代の中で、じゃあこの英語ができる、話す、私もコミュニケーションは不自由はしません。しかし、交渉をする英語となると、私でもまだまだ足りない部分があります。 そういう意味では、今の子供たちにそこまで求めていきたいとも思っていますので、そうすると10年後、20年後の先も見据えたことをしていかないといけない。 ですから、今回の視察の中ではそういうことも痛切に感じましたので、今後も議員の皆さんの理解も得ながら、どんどん南城市の子供たちが国際に出ていくような、国際社会に対応できるような、そういう人材を作っていかないといけないなと改めて思ったところです。 ◆4番(森山悟議員)  市長、ありがとうございます。 市長、今後ですね、やっぱり派遣に行ったり、こういった短期留学というのはとても大変いいことではありますが、お金のほうがかかりますよね。 今またこっちにアメリカンスクールも来ますので、南城市の学校に関わる皆様が、子供たちが、こういった英語力を学べるよう、全体的にできる方法等は考えているかを教えていただきたいと思います。 お願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  予算というのをどこに使うかというのはよく言われますね。ですから、どこにかけるかというのは当然考えながら、そして、全体的に南城市の子供たち、要するにスペシャリストを作る予算。そうではなくて、全体的な学力を上げる、あるいは広い視野を持った子供たちを育てていくという、そういう予算も当然、考えていかないといけないと思っていますので、そこはしっかりと私の中でもバランスをとりながらやっていかなければいけないなとは思っています。 ◆4番(森山悟議員)  それでは、この英語力に関して、上原教育長、次回は多分、行かれると思いますが、どういったふうに考えているかお聞かせください。お願いします。 ◎教育長(上原廣子)  今回、北中城、それから、中城の教育長さん、初めていらっしゃるということでお二人がついて、それから、本市では市長に行ってもらいました。 それで、市長からの細かい視察報告を私はいただいております。 その中から、しっかりと子供たちの将来を見据えて、いかにこの短期留学という企画が子供たちにとってとてもいい、これからの子供たちに必要な資質を養うために大事な企画かなというのはとても感じております。 それで、次回行くはずということだったんですが、この報告書を見て、可能な限り、次回、私のほうも現場を見てきたいと思っております。 市長と交代して今度は私のほうで、現場を確実に、また、子供たちの活動する大学やその他の場所を確認してまいります。よろしいでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  補足します。 先ほど沖縄インターナショナルスクールの話も出ていたんですけれども、そのことに触れるのを忘れてしまいました。 アイダホユニバーシティってあるんですけど、University of Idahoですね。そこに沖縄インターナショナルスクールを、初等科、中等科を出て、その後、沖縄尚学に行って、沖縄尚学を出てUniversity of Idahoに行った留学生がいたんですね。 彼女と話をする機会がありまして、非常にしっかりしていた方で、つまり沖縄インターナショナルスクールは、インターナショナルバカロレアという教育方針のもとやっている。自分で考えて、自分で分析してしっかりやっていくという、それがぴったりと国際的なものにつながっているというのはとても強く、コクバさんという女性なんですけど、見たときに感じました。 ですから、インターナショナルスクールとの連携というのも、今後、そういう意味ではうまくやっていけるのではないかと思うし、期待もしています、OISに対して。 先ほど教育長がおっしゃっていた私の報告書に関しては、生涯学習課、教育部の生涯学習課にデータとしてもありますし、ぜひ議員の皆さんも読んでいただければと思います。 非常にいいできあがりと自画自賛していますけれども、よろしくお願いします。 ◆4番(森山悟議員)  とってもいい出張だったということで、本当に南城市は今、英語教育、大変頑張っていると思います。 市長も、もともと英語もしゃべれるということで、ぜひこういった教育の面、頑張っていただきたいと思います。 これで私の一般質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございます。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時02分)     (再開 15時15分) 再開します。 一般質問を続けます。 次の質問者、中村直哉議員。 ◆14番(中村直哉議員)  こんにちは。先週木曜日に奥武島ハーリーが開催されました。先ほど森山悟議員からも話がありましたけれども、地元の人間として大変多くの皆さんに足を運んでいただいたこと、改めて御礼を申し上げます。 また、議会からも職域ハーリーに参加をしていただき、転覆しそうになり、してない、転覆せず、最後までですね、3分ちょっとでしたけれども、ゴールをする姿というのは、僕は少し感動して、笑いもこらえながら見ておりました。笑いあり、感動あり、いいお祭りだったなと思っております。 ぜひ、10人のこぎ手の皆さん、来年もリベンジしていただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 話題は変わりますけれども、本会議の冒頭、初日に、市長から行政報告がございました。 今回、一点だけ気になった点があったので少し言っておきたいなと思うんですけれども、国交大臣への要請が市長の報告になかった。そして、文面ですね、皆さんに、お手元に配られている報告書の中にも記載がなかったと。非常に残念な気がしながら聞いておりました。 やはり南部東道路の要請行動は今後も非常に大事な視点だと思います。令和8年の開通に向けて、もう市長には本当に汗をかいていただく中で、非常に大事な要請行動だと思いますので、差し替えするぐらいのお願いをしたいなと思っております。 それでは、一般質問に移りたいと思います。 発言事項を3点準備してございます。よろしくお願いいたします。 まず1点目、富里駐在所について。 平成27年12月議会で取り上げましたけれども、雑草の繁茂を含めて管理は警察署が行い、今後の利用計画については、地域の状況を勘案し、市と警察で検討していくとの答弁がありました。 しかし、雑草の繁茂は解消されず、放置されたままとなっております。 以前にも指摘したように、ハブの出没やごみのポイ捨てによる環境の悪化が懸念されます。 以下について伺います。 ①駐在所から詰所に変わっております。その後、事件対応等の件数についてお願いいたします。 ②管理はどうなっているのか。 ③今後の利用計画の進捗状況。 発言事項の大きな2点目、水産業の振興について。 本市には、水産業で生計を立てている方々が大勢いらっしゃいます。これまでも水産業の振興には尽力されていると思いますが、水産業を取り巻く状況は一向に良くなりません。 以下について伺います。 ①モズク養殖に使用した網は約5年で処分いたします。しかしながら、産業廃棄物扱いのため処分料が高く困っているのが現状です。対応策がないか伺います。 ②パラオでのマグロ漁の制限によって、あるいはクロマグロの漁獲制限で漁師の皆さんは今、大変苦しんでおります。市としての対応がないか伺います。 発言事項3点目、地域課題について。 ①奥武一周線といゆまち方面に向かう道路が、優先道路がわかりづらい。そのために危険であります。 以前、停止線と一周線の白線、正式には車道外側線というみたいですが、その白線を引いていただいたおかげで、危険性は大分改善されたところであります。 しかしながら、白線が薄くなり始めたことと、外国人ドライバーの増加により、やはり危険性が高まっている現状がございます。日本語と英語の併記した標識の設置を検討していただきたいと思います。 ②同じく、奥武島バス停付近も同様の危険性があります。対応をお願いしたいと思います。 ③奥武橋は夏になると橋から海に飛び込む子供たちが大勢います。欄干のねじがさびによって安全性が危惧されるところでありますが、点検等について行っているのかどうか伺いたいと思います。 以上、3点よろしくお願いします。 ◎市民部長(屋比久正明)  中村直哉議員の1、富里駐在所についての①駐在所から詰所に変わって、事件対応等の件数についてお答えいたします。 与那原警察署所に確認したところ、詰所や駐在所別の事件統計数はないということでしたが、玉城地域全体の事件発生件数は、平成26年中48件、平成27年中25件、平成28年中28件、平成29年中29件、平成30年中11件となっており、増減はありますが、事件の件数は減少傾向にあります。 以上です。 ◎総務部長(新垣聡)  改めまして、こんにちは。 つい数カ月前までは、議長の隣の高い席から議員の先生方の様子を拝見しておりましたけれども、再びこの場所に立って答弁することになりました。以前のよしみでお手柔らかにお願いしたいと思います。 それでは、中村直哉議員の富里駐在所についての②管理はどうなっているかと、③の今後の利用計画の進捗状況についての御質問にお答えします。 富里駐在所の跡地については、平成29年4月1日付で、富里警察官詰所用地として与那原警察署と土地使用賃貸契約を締結し、以降、自動更新で現在に至っております。施設管理につきましては、同契約に基づき、与那原警察署が環境美化を含め維持管理を行うことになっております。 この件につきましては、今回の一般質問の御指摘を受け、早速、与那原警察署へ連絡をして、6月7日にはきれいに草刈り等が行われております。私も現場を見て、また市長も現場をご覧になっております。 次に、③の今後の利用計画の進捗状況についてお答えします。 富里警察官詰所につきましては、沖縄県警の方針により廃止が決定し、今年度末までに建物を取り壊して、土地を南城市に返還する予定になっております。 返還された土地の利用計画につきましては、市の政策等を勘案し、公有財産検討委員会で検討してまいりたいと思います。 以上です。 ◎農林水産部長(森山紹司)  中村直哉議員の2番目、水産業の振興についてお答えします。 ①モズク網の処分の対策については、網の処分に対し組合員の皆さんは大変苦慮していると聞いておりますが、漁港内への放置、野菜農家へネット代わりに譲渡等、処分が行き届いてない状況であります。 県内のモズク生産の多い市町村に確認したところ、自治体が補助金等を支援している市町村はありませんでした。 他市町村の動向や漁業協同組合、関係者と調整の上、何らかの対策ができないか検討していきたいと考えております。 次に、②マグロ業の制限、クロマグロの漁獲制限についてお答えします。 パラオ海洋保護区に指定された区域は、来年より外国漁船による操業が禁止されることとなっております。 県内では今年約30隻が操業予定とのことで、沖縄県近海鮪漁業組合に確認したところ、南城市は今年3隻が加入しているとのことです。漁獲量や金額に関しては、去年は1隻の実績があり影響を受けるものと推測されます。また、クロマグロの漁獲量も大幅に制限されており、対象漁業者の生活はかなり影響するものと思われます。 沖縄県としては、国に対してパラオ海域での操業継続の要請や協議をする方向で検討しているとのことです。 また、クロマグロの漁獲制限についても、配分ルールの見直しや何らかの漁業者支援の要請を検討していることから、今後は沖縄県の動向を確認しながら一緒に要請したいと考えております。 ◎土木建築部長(玉城勉)  中村直哉議員の地域課題の御質問の1点目と2点目は関連しますので一括してお答えいたします。 奥武島バス停付近には、「止まれ」の標識があり、その標識をローマ字に変更することについて与那原警察署に確認したところ、市からの要請があれば変更可能との回答を受けております。 しかし、奥武島一周線といゆまち方向には「止まれ」の標識がないため、標識の設置については交通規制に関する標識の所管である沖縄県公安委員会の判断になるということであります。 今後、所管部署と連携しながら標識の可否等について、県の公安委員会と協議していきたいというふうに考えております。 次に、3点目の奥武橋の点検については、維持修繕に関する省令・告示の規程を踏まえ、平成28年度に道路橋定期点検を行っております。 御指摘のとおり、欄干のねじがさびついている箇所がございますので、予防保全の観点からどんな処置をどの時点で講じることが望ましいかを踏まえ、通常点検を進めていきたいというふうに考えております。 ◆14番(中村直哉議員)  再質問をさせていただきます。 まず、富里の駐在所からですけれども、事件、件数的には玉城地域では減少傾向にあるよということでありますけれども、その中で、総務部長からの答弁の中では、今年度中に廃止をして、建物を取り壊して、土地を、財産を市に返していくと、そういう方針が示されているみたいですけれども、2つの観点から少し議論させていただきたいんですけれども。 まず1点は、これまで安心安全な生活を守るという部分での役割を担っていた駐在所が詰所に変わっていった。立寄所に変更していったと。それが今回、今年度、次年度からはなくなっていく部分で、近隣の皆さんの安心安全の窓口、その辺が一体どうなるかという懸念がまず出てくるなという部分と、それと、今後の利活用についてどうしていくんだという部分、この2点がありますけど、まず1点目ですね。 各派出所、あるいは駐在での件数はとってないよということがありましたけれども、ゴールデン期間中、新年度入って、新学期が入ってからも、玉城小学校の近隣でも不審者の目撃情報があって、警察官も出動していただいて、あの派出所前で対応したという事件もありました。そしてまた、子供たちが少しいたずらをして、保護者も一緒に警察も出てきて、いろいろ対応したというのもありました。 実際には減少傾向かもしれませんけれども、そういう事件というのは、凶悪事件ではないにしても、そういう事件というのは実際には発生していますので、今後、そういった部分では、なくなるという部分からすると、非常に近隣の皆さん、あるいは近くには小学校も幼稚園も保育所もありますので、そういった部分からすると不安になるのもあるのかなと思います。 そういった部分では対策とか、そういった部分があるのかどうか、どのように考えていらっしゃるのかお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ◎市民部長(屋比久正明)  中村直哉議員の再質問にお答えします。 安心安全で暮らせるようなまちにするため、事件等が発生した場合の今後の対応等についてなんですが、与那原警察署の巡回パトロール、それを強化していくことで調整して安心で安全なまちづくりに寄与していきたいと思います。 以上です。 ◎総務部長(新垣聡)  今後の跡利用についての再質問にお答えします。 先ほども申し上げましたように、警察の方針として、ここはもう廃止しますということで、県警の予算でもって建物を取り壊しますと。 この取り壊すためには、契約にうたわれている、事前にこの場所はもう使いませんという文書でもっての届け出が必要でありまして、現在、6月中に提出したいということで与那原署のほうから御連絡が入っております。これを受けて、正式には今年度中に建物を取り壊して更地として返ってくることになります。 先ほど申し上げましたように、この跡地利用につきましては、市の公有財産の検討委員会がございますので、その中で検討していきたいと考えております。 ただ、お隣に郵便局がございまして、以前ここが詰所に変わった時点で、郵便局のほうから来客用の駐車場がないということと、それから職員も玉城小学校の自転車道というんですか、三角のそこの場所にとめて通常業務をされているようですけど、その職員駐車場もないということで、そこを貸していただきたいということのお話はありました。 ただし、これはまた郵便局の本庁の予算との関係もありまして、正式に要請を受けたことではありませんので、今後、行われる公有財産検討委員会、そして、お隣の郵便局等の意向等を踏まえて、今後の跡利用について検討していきたいと思います。 以上です。 ◆14番(中村直哉議員)  質問しようとしていたものを先に答弁されてしまったのであれですけれども。 まず、なくなることによっての周辺の皆さんの不安に関してはパトロールを強化する、そういった方向で調整したいということですので、それをぜひ市民の皆さんに周知をしていただきたい。 今年度中にそこは取り壊されて更地になるんだけれども、その分しっかりとしたパトロールを強化するので、何かあったときにはしっかりした対応策ができていますよということを、特に学校あたりにも連絡をしていただいて、保護者の皆さんへの周知をぜひしていただきたいというのが1点です。 もう一つは、今後の活用についてお願いしようと思ったら、先ほど部長が答弁していただいたのであれですけれども、確かに郵便局前に、あの県道にずっと駐車をされていて、子供たちが歩道を渡る、あるいは信号の切り替わるタイミングで対面通行ができないために、非常に危険な状況があります。 以前、この派出所の駐車場を縦列駐車にして使用させたらどうかということで内部的にお願いをしたこともあるんですけれども、それは厳しいだろうという話でした。 ただ今回、更地になって返ってくるということですので、それを郵便局側と調整して、それをお客さん専用の駐車場に使ってもらう。 そして、駐車場の前の歩道に、10メートルぐらいでも構いませんので、ガードパイプを行って、そこに車がとめられないような状況にすれば、あの交差点の安全確保はしっかりできるのかなという気がします。 先ほど部長が、そういう話があったよということなので、ぜひこちら側からも、お金の管理とかいろいろ出てくると思います。リースにするのか、払い下げにするのかですね。その辺の部分は専門的な状態ですので、それはもう検討委員会の議論に任せるしかないんですけれども。 そういった部分もちょっと頭に入れていただいて、市民の、子供たちの交差点付近での安心安全を確保できるような形で今後、利活用できないかなということで検討していただきたい。 聞いたところによると、郵便局自体も郵便局自体の建物ではなくて、あそこもリース、借用をしている形をとっているというふうに聞いていますので、今後、移転する計画もあるのかないのかも含めて、少し検討していただければ幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 次に移りたいと思います。 水産業の振興についてですけれども、部長から話があったとおり、なかなか他の市町村でもそういう補助金を使っているところはないというのは、私も聞いたところ、そういった形であります。 実はゴールデンウィーク明けて、沖縄振興調査会、自民党の沖振調査会の皆さんが、小渕優子さんが会長ですけれども、沖振興調査会の皆さんが南城市にお見えになっていました。 モズクの養殖場、あるいはつきしろのイチゴ畑、それと陸上養殖、そして、みやぎ農園さんの視察をやっていったんですけれども、3年後の沖縄振興にかかって、農業あるいは水産業の振興を自民党の骨太の方針に反映させるために視察に来たというふうにおっしゃっていました。 その中での意見交換会でそういう意見があって、自民党の調査会の皆さんにもしっかり訴えて、今後、対応策を検討していくという話も聞いております。 また、県の農林水産部長のほうにもその話はさせていただいて、恐らく近々、部長なり担当のところに、県の農林水産部のほうから状況を確認するための電話なり連絡が来るかと思います。 ぜひ、こういう状況なので、何とかしていただきたいということを言っていただいて、それが解消することによって保全にもつながります。漁港の保全ですね。 そういった部分では非常に助かる。これは奥武島だけじゃなくて、志喜屋とか、そういったウミンチュの皆さん、今モズクの養殖業なされている皆さん結構いますので、そういった部分では助かるだろうと思います。 その辺について、今後ですよね。今はないけれども、こういった周りの中で動きがあるということを聞いた上で、また部長の認識、御意見、ちょっと聞きたいなと思いますのでよろしくお願いします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの再質問についてお答えします。 このモズク網の件について、伊是名村、恩納村、うるま市、久米島、石垣市にお聞きしました。やはり各市町村とも網の処分については困っているような形であることを聞いています。 今後また、隣市町村も含めながら、こういう補助金を出せないものか。先ほど調整協議会という中でも報告したということでありますので、今後こういう補助金ができないかも動向を見ながら調整していきたいと思います。 以上です。 ◆14番(中村直哉議員)  ぜひよろしくお願いします。 そして、パラオでのマグロ漁の件ですけれども、実は南城市選出の県議会議員がお二人いますけれども、大城憲幸県議が昨年の12月に県議会で質問をしております。そしてまた、座波一県議は、実際パラオまで行って、大統領と面会をして、話を伺っているというふうに聞いております。 お二人からも話を聞きましたけれども、なかなか厳しい状況ではあるんだけれども、パラオ自体が沖縄に対して悪いイメージを持っているわけではないので、今後の交渉自体では好転する見込みもあるんじゃないかということをお二人の県議はおっしゃっておりました。 ぜひ、南城市のそういう担当の部局もですね、もちろん市長もそうですけれども、県議のお二人と連携をとりながら、あるいは連絡を、情報共有しながら、南城市からも、部長が言ったように3隻しかないから放っといていいよじゃなくて、もう死活問題なんですね。 米軍の訓練、基地が、訓練海域があります。ホテル・ホテル海域とかインディア・インディア海域とかがあって、そこは非常にいい漁場なんですけれども、そこから南下せざるを得ない状況があると。 クロマグロも、釣っても返ってくるときにもう終わりだよということで、釣ったものはもう処分しないといけない。あるいはパラオまで行っても漁獲の制限がかかってくるよという部分からすると本当に死活問題なので、ぜひ市が一体になって、県と一緒に、県議と一緒に要請活動をするなり、文書するなり、その辺を足並みをそろえて、これもう早急にしないと次年度の話なので、その辺の意思を表明していただきたい。 その辺についてまた市長の所見も伺いたいと思いますけれども、市長いかがですか。よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  漁民の皆様にとって非常に死活問題だと私も思っておりますので、どんどん厳しくなっていく中において県との連携ですね、それはとても大事なことだと思っておりますので、情報交換をしながら、どういった方法が本当にあるのかどうかも含めて検討していきたいと思っております。 ◆14番(中村直哉議員)  この海域でやっている30隻というのが、もうほとんどが沖縄の所属している船籍で、日本国内でこの船団しかそこには行ってない。ということは、沖縄でしっかりそういう声を上げないと、なかなか国内でそういう声は取り上げられないと思いますので。 しかも、南城市にもそういうことで生計を立てている皆さんがいるということをぜひ理解していただいて、また県議のお二人もそれについては各々頑張ってもらっていますので、そことしっかり連携をとりながらぜひ対応策を練っていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 最後に、地域課題についてやりますね。 奥武橋については、100年橋と言われてもう9年目になりますけれども、一部、橋を通る皆さんから、飛び込みしている部分だけさびが、腐食が少し早いんじゃないかという声があったので取り上げさせていただきました。 今すぐどうのこうのではないと思いますし、先ほどの答弁からすると対応しながらやっていますよと。今後、どういうタイミングで一番いい方法があるかというのも対策を練るということなので、それは推移を見守りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 標識だけですね。標識については以前、白線で対応していただきましたけれども、今回、取り上げさせていただいたのは、警察庁のほうでも外国人が日本に来るのが多くなって、外国人向けの標識、「止まれ」だけだったものが、「止まれ」と「STOP」を併記する標識を順次切り替えしていきましょうと、そういう方針も出しているみたいです。 来年の東京オリンピックに向けて、外国の方が来る機会も多くなるでしょうから、それに向けてもそういう英語表記をしながらやっていきましょうというのもあるみたいです。 そういう中で、ぜひ県内にもそういう外国の皆さんが来るのが多いです。自分は今、奥武島の話だけ出しましたけれども、斎場御嶽周辺もそうですし、観光客の皆さん、外国の観光客の皆さんが来て、なかなか標識を勘違いするなり、見落とすなりという事故が起こり得る場所については、ぜひ検討をしていただきたいなと思っておりますので。 橋の近く、バス停の近くは今実際あるので警察と相談しながら対応もやっていくと。 ただ一方、東側の一周道路といゆまちの方向については、標識自体がないので、今後、検討していくということでしたので、その辺はぜひ、外国の方はなかなかとまってくれません。とまってくれないので、またその辺はしっかり対応策をやっていただきたいと思いますので。 前回も当面の対応ということで白線を引いていただきました。 当時の部長も標識については警察と相談して対応していこうねということでありましたので、そのタイミング、あるいは予算等の問題も出てくると思いますので、今すぐにということよりも、いろんな優先順位も勘案しながら、ぜひ安全を守れるような状況を整備していただきたいと思いますので、最後、所見だけ聞いて私も終わりたいと思いますのでよろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問にお答えします。 御指摘のとおり、やっぱりインバウンドで外国人の観光客がかなり増えております。先ほどの森山議員からの御質問でもあったように、奥武島とか百名、新原あたりにはルートとして外国人の方がレンタカーで通る方々も多いかと思います。 ですから、奥武島の話と新原の話、両方一緒に県の公安委員会なり与那原署とも協議しながら、できるだけ早く実現するような方向で進めていきたいというふうに考えております。 ◆14番(中村直哉議員)  ありがとうございます。 この英語の併記については、止まれ、ストップですね、それと徐行、スローですね、その2つは認められているということですので、先ほど森山議員からあったようなスピードの出し過ぎについては徐行運転を促す。あるいは一時停止をしっかりしてもらうためのストップ標識をすると。 その辺は任せますので、ぜひそれが実現できるようによろしくお願いを申し上げ、一般質問を終わりたいと思います。 以上です。 ○議長(国吉昌実)  本日の会議は議事の都合によって延長します。 次の質問者、親川孝雄議員。 ◆18番(親川孝雄議員)  グスーヨー、チュウウガナビラ。一般質問、チューヌシーバンヤ親川孝雄ナトーイビーン。ユタサルヨー、ウニゲーサビラ。チユヌシチンボースーンカイイッチ、アミンアラブイセーシーシーソーイビーシガ、ハーリーンウチナチ、クヌウチ、チユンアガイルハジンディチ、ウムトーイビーシガ、チャーガナイビラヤーサイ。 トーアンセー、一般質問ウンヌキヤビラ。 発言事項の1番目です。 知名バス停付近の歩道設置について。 知名バス停付近の約100メートル区間には、歩道が設置されていなく、特に雨天等の際には子供たちが交通事故に遭う危険性もあり、交通事故の未然防止の観点から歩道の設置が急がれますが、その取り組みについて伺います。 2点目、農業振興について。 農業は、南城市における重要な産業であり、次のことについて伺います。 ①さとうきびの奨励品種の普及策について。 ②遊休農地の活用、解消について。 ③新規作物の導入について。 その他についてもお聞きしたいと思います。 3点目、文化財の保存活用について。 南城市には、貴重な文化財が多数点在し、中には見落とされている文化財もあると思われますが、それらの保存・活用について伺います。 例えば献穀田の跡や貝塚等があるんじゃないかと考えております。 以上、よろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  親川孝雄議員の、知名バス停付近の歩道設置についての御質問にお答えいたします。 御指摘の歩道設置につきましては、昨年9月21日に当該バス停のある国道の管理者であります南部国道事務所と知名区長、都市建設課の三者で協議を行っております。 その際、南部国道事務所からは、昭和58年頃に道路整備事業としては完了済みとなっているとのこと。新たに歩道設置を行うには新規事業の導入が必要とのことでありました。 さらに、当該地は用地買収の問題もあることから、新規事業の導入は厳しいとの回答を受けたところでございます。 ◎農林水産部長(森山紹司)  親川孝雄議員の2、農業振興についてお答えします。 ①さとうきび奨励品目の普及策について、沖縄県では平成30年度現在において17品目が奨励品種として認定されております。 南城市も奨励品種を夏植え、春植えに分けて、年2回、中間苗を配布し、優良品種農林8号、21号、27号、28号、29号の普及を図っています。 次に、②遊休農地の活用策について、現在、国が定義づけする認定農業者の担い手へ農地を集積・集約することを目的とした農地中間管理事業を行っています。 今後も、人・農地プランとの連携を強化し、地域の話し合いを後押しして、農地中間管理機構を活用した担い手への農地の集積等を、市、農業委員会、農家と連携強化を図っていきたいと思います。 次に、③新規作物の導入については、南城市における農業は、サヤインゲン、ゴーヤー、オクラ、薬用作物ウコン、マンゴーなどが沖縄県知事より拠点産地作目として認定され、これらの作目を核として生産規模の拡大振興について取り組んでおります。 また、キュウリ、ピーマン等も地域農業規模の拡大により生産量も増加傾向にあることから、南城市の優位性を生かした収益性が高く安定生産の実現が可能な新規特産作目の生産に向け、新たなブランドとして市場への提供も目指したいと思います。 以上です。 ◎教育部長(上原昇)  親川孝雄議員の3点目の、南城市には貴重な文化財が多数点在し、中には見落とされている文化財もあると思われますが、それらの保存・活用についての御質問にお答えいたします。 本市ではこれまでの調査において1,300件ほどの御嶽などの拝所や100件ほどの遺跡などの埋蔵文化財、さらに各地域に所在する民俗芸能などを含めると1,500件以上の文化財があるものと確認されております。 これらの文化財の中で、特に学術的にすぐれているとされた国指定文化財12件、県指定が6件、市指定58件については指定文化財として指定されておりますが、親川議員のおっしゃるとおり、まだまだ見落とされている文化財が所在しているものと思われます。 現在、本市では国指定文化財を主体に、東御廻り関連文化財整備事業において草刈りなどの管理を行っている他、文化財の管理・保存継承を目的に57件の文化財管理者・団体に対して、市単独の補助金を交付しているところであります。 しかし、市内に所在する全ての文化財の保護・継承・活用を安定的に進めるまでには至っておりません。そこで、教育委員会では、尚巴志活用マスタープランや市史編さん事業を通して地域に所在する文化財や歴史を知ってもらうとともに、各地域それぞれが文化財愛護・活用を実践していただくきっかけとなるよう事業を進めているところであります。 ◆18番(親川孝雄議員)  それでは、質問事項の1点目の、知名バス停付近の歩道設置についてから再質問をさせていただきます。 部長の答弁によりますと、昨年の9月21日に南部国道事務所、知名区長、都市建設課の三者で協議も行ったようであります。 これにつきましては、昭和58年に道路整備事業が完了しているということで、大変厳しい答弁であります。 この質問につきましては、私としては3回目となります。この件については、市当局から国道事務所に対しても要請もされ、協議もされているようですが、なかなか進展が見られておりません。 これまでの要請経緯について、もう少し具体的に御説明願いたいと思います。よろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  国道事務所のほうと現場で立ち会って協議をして厳しいという回答を受けている、その詳細については、用地境界の問題がありまして、国道敷に個人の塀が入り込んでいるままであると。 国としてはこの区間を国道として、新規事業として歩道を整備する際は、この入り込んだ塀の部分については撤去をして本来の国道敷の境界まで持っていっていただいて、その上で事業を入れていきたいと。その条件が整うまでは厳しいという話を聞いておりまして、当時はその部分で、やはりまだ地権者との協議が成立はしていない状況でございましたので、厳しいということになっております。 ◆18番(親川孝雄議員)  ありがとうございます。 この知名バス停付近は、上り線も下りのほうも両方とも歩道がないんですよね。同じ100メートルぐらいだと思うんですけど。 この下り線部分、今の説明のあったところなんですけど、その部分には路面が低いところがありまして、雨天時には水たまりとなって、バスを利用して通学をする子供たちが水たまりを避けるために道路面を迂回をしてバス停まで行くとか、あるいは水浸しのところを歩くとか、交通事故に遭う危険性もあると思っています。 部長からの経緯説明でもありましたが、私も今回の一般質問に先立って、南部国道事務所の交通対策課に行ってまいりました。担当課長が不在のために担当の係長と係員が対応してくれましたが、やはり設置工事をするためには地権者の同意を得ることが不可欠であるとのことを言われました。 話し合いの中で私が申し上げたのは、地権者の話としては、敷地の中に現在でも使用をしている井戸があり、その井戸も国道の敷地になっているのは到底納得ができないというふうな主張をしていることを申し上げました。 この場所は、道路幅員も十分なスペースがあることから、井戸を残したままでの歩道設置はできないのかというふうな提案もいたしましたが、課長との調整も必要であるとのことでございました。 担当部長におかれましては、この境界線の問題ありますし、大変厳しいこともあると思いますが、国道事務所とも調整の上で、地権者との同意を得るための妥協点を見出して、子供たちの安心安全を確保する観点から歩道の設置がかなうよう頑張ってほしいと思います。 この下り線については非常に地権者の同意が私も厳しいんじゃないかと思っております。そこで、切り口を変えて、反対側の上り線の歩道設置についてなんですが、ここのバス停にはコンクリート製のバスの建屋が建てられております。この建物はアメリカに移住した知名出身の方が里帰りをした際に、区民のことを思い、個人の浄財で建てられたものです。 築50年以上が経過をして、老朽化が進行している状態で、倒壊するおそれや天井剥離もあることから、危険防止のために、国道事務所が建物全体を網で覆い、中に入れないよう処置をしております。 このことについても、国道事務所と話し合いました。係長からは、あの建物は所有者が確定できずに、撤去するにも困っているというお話でしたので、建物が設置されたいきさつも話してあります。 私が思うには、あの建物が建てられたのは50年以上も前のことであり、区民のためを思い、里帰りをした当事者が、善意の浄財で建てられたいきさつからして、建物は保存登記もされていないものと推察されます。 撤去するために、同意書が必要であれば、浄財をした本人は既にアメリカで他界しておりますので、本人のおいにあたる方が知名におられます。その方と知名区長の同意を得ることで撤去をすることは可能ではないかと思います。 下り線側については、地権者の同意を得ることが非常に困難だと考えておりますが、先んじて上り線側の歩道の設置を進め、老朽化して危険性の高い建物の撤去と建て替えを進めていただきたいと思いますが、部長の前向きの答弁をお聞かせください。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 相手があることなので前向きに答弁しがたいところが非常にございまして、対応に苦慮しているところでございますけれども、私が今考えている範囲内でお答えしたいと思います。 当該バス停につきましては、復帰以前からの施設でありまして、国道さんに確認しますけれども、国道さんの台帳にはないと思われます。あれば国道さんの許可が必要になりますけども、以前のものは多分台帳にはないと思います。 そうしますと、国としてもこれは管理していないという形になりますので、国道さんには確認しますけれども、区長もしくはその子孫のほうから了解をもらっているので取り壊して、再度つくり直すことはできないかという御相談は可能かと思います。 それと同時に、反対側だけでもという話でございますけれども、国道事務所のほうでは、やっぱりこれは両側一緒に新規事業としてやるべきだと。片側、片側ということになると、また片側だけが残されると。もう再開をするのであれば一緒にという話がございます。 今後、やはり粘り強く国のほうには、地域の特殊性というんですか、事情等々もお話ししながら、再度、続けてその協議を進めたいと。 また、新しい担当に今回なっていることもございます。南部国道事務所も、副所長も南城市出身、奥武島出身の方でございます。いろんなことも含めて相談しながら、何らかの糸口がないか探していきたいというふうに考えております。 ◆18番(親川孝雄議員)  今、部長から詳しい説明がありました。 やっぱりこの歩道を設置する場合でも、両方一緒じゃないとできないんだというようなことでありまして、非常にこの辺は厳しいなと思っております。 今、網で囲っておりますバス停ですね、これは非常に危ないと思います。網で覆ってはあるんですけど、子供たちがまた何かで潜り込んで、そのときにまた天井剥離したのが落ちてきて、けがでもするとか、そういったことも考えられますので、ぜひ部長の粘り腰で、人選も変わって話しやすいこともあろうかと思いますので、せめてバス停の建て替え、そこら辺までは進めていただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 それでは、次に移ります。 2点目の農業振興についてですが、周知のとおり、南城市における農業は畜産も含めて重要な産業であります。県内における主要農産物の産出量と販売高も常に上位を保っている現状にあります。 現状は十分とは言えませんが、今後も農業振興をする予算措置については、他市町村にまさる配慮が必要だと考えます。 そこで、沖縄県における基幹的作物のさとうきび奨励品種の普及策についてですが、答弁書では6品種ほどが普及品種となっております。この普及品種を植えつけする中間苗圃について、委託をする場合の委託農家への委託料と、農家の選定基準があればお聞かせください。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの再質問にお答えします。 今、夏植え、春植えとも農家に委託をしております。 選定基準というより、基準をまだ定めておりませんが、その辺を調整しながら、農家と調整しながら委託という形になっています。 以上です。 ◆18番(親川孝雄議員)  部長の答弁では、委託農家については特段の基準等は設けていないということであります。 委託料、答えてないんじゃないですか。 ◎農林水産部長(森山紹司)  委託料についてなんですが、今ちょっと調べてございませんので、後で報告という形にさせてもらいます。 ◆18番(親川孝雄議員)  委託料は手元に資料がないということでありますが、後でまたお聞かせをしていただきたいと思います。 それ相当の委託料を払っていると思います。 私が聞く範囲で、この中間苗圃の圃場が管理不十分のために、苗として使えるのが3分の1程度しかなかったというようなこともありますので、ぜひこの委託につきましては、管理等も含めて助言は行っていただきたいなと思います。 それから、この奨励品種を選定するにあたって、市として、担当部署としては、農業試験場やJA、製糖工場との情報交換や調整も行って品種の選定等をやっておられるんでしょうか。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの選定についてなんですが、農協も通じ、農業改良普及所を通じて、関係機関と調整しながら、品種については取り組んでおります。 以上です。 ◆18番(親川孝雄議員)  ぜひ関連機関とは今後とも調整をして、できるだけ南城市に合った、南城市の中でも土壌が違うところありますので、玉城にいいところ、いい品種、あるいは佐敷平野にいい品種、いろいろあると思いますので、ぜひこの辺は情報交換もして、今後のキビ作の振興に努めていただきたいと思います。 それから、遊休農地の解消・活用については、答弁書を見てみますと、農地中間管理機構や農業委員会等も頑張っているとは思いますが、実態としては、受け手に農地を集積しても、貸し付けても、新たな遊休農地が発生しているというようなことも実態だと思います。 そこで、一つの私の提案ですが、質疑のその他ということにも含まれるわけですけど、その項目で私が考えていることは、市内でも人口の増加が著しい大里地区の遊休農地に、食農教育とも絡めて市民農園を開設することもおもしろいと思いますが、部長の考えがあればお聞かせください。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの質問にお答えします。 市民農園というのは、農地特例に関する法律で位置づけはされているものの、まだこういう立ち上げについて進んでいません。 その辺のこの方法を使って、市民農園の土地の貸し付けに関する特例もあることから、こういう情報等があればまた今後、農業委員会を通じて取り組んでいきたいというふうに考えています。 ◆18番(親川孝雄議員)  ぜひ取り組んでいただきたいなと思います。 同僚議員の平田議員からも、この農業の振興の問題については鋭い質問がありました。やはり南城市は農業が盛んでありますので、いろんな面で取り組みをしていただきたいと思います。 私がこの市民農園を提案したのは、農家の就労年齢がどんどん高齢化をしているんですよね。子供たちも農業に対する関心が非常に薄れていると思います。そういった意味からして、特に大里地域は他の地域から移り住んでいる、今、若手の皆さん方が多いと思いますので、市民農園をすることによって、親子で土に戯れる、あるいは自分たちで作った、本当に小さな圃場でもいいと思うんですけど、とれた野菜を食べることによって農業に関心を持ち、そして将来、農業をしたいという子供たちも出てくるんじゃないかと思います。 そういった5年先、10年先、あるいは20年先も考えて、日本の農業、沖縄の農業、地域の農業のためにも、ぜひこの市民農園というのは取り組んでいただきたいなと思います。 それから次に、新規作物の導入についてなんですけど、その導入については、現在、姉妹都市としての職員の派遣もしているビクトリアス市を初め、フィリピンから沖縄にも適した野菜や果樹の有望作目を、この職員を介してでも見出せないかというふうなことであります。 かつて、ドラゴンフルーツが導入された当初は、味もそっけもないという不人気でありましたが、栽培技術の向上もあって、今では若い女性層を中心に人気が高まり、観光客からも好まれるようになっております。ホテルでの利用や本土出荷もされ、有望品目となっております。 パッションフルーツも人気の高い果樹作物に成長しております。 ドラゴンフルーツは台湾から導入されましたが、熱帯地のフィリピンにも沖縄に適した果菜類があると思われます。将来性を含めた有望作目の導入にも、ぜひ取り組むべきではないでしょうか。 この件については、ビクトリアス市の市長とも電話等で直接コンタクトがとれる市長の所見も併せていただきたいと思います。 部長からよろしくお願いします。 ◎農林水産部長(森山紹司)  ただいまの質問にお答えします。 海外からの作物導入については、検疫等も含めて、そういう面もありますので、農水部としては南部改良普及所を通して、作物の選定はやっているところではあります。 今後こういうのがあれば、また普及所を通して、そういう形でいいのがあれば調整していきたいというふうに考えています。 以上です。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  親川孝雄議員の御提案ですけれども、まず、ビクトリアス市との関係ですけれども、姉妹都市にはまだなっておりませんので、協力をしていこうという、農業関係でですね、ということです。 私もビクトリアス市には2回ほどお邪魔させていただいております。この間は玉城健副議長、そして、前里輝明議員も一緒でした。農業関係のファームも回らせていただいています。 ただ、向こうは我々の技術を使って、今、発展をさせていく段階ではあります。ですから、そういった意味でも、何がいいのかも含めて、もし仮に向こうにいいのがあって、ここでも使えるというのであれば、それはそれでいいのかなと思っています。 今後、調べていく必要はあるかと思っています。 それ以外にも、やはり農業に関しては、さとうきび農家がどんどん減っていっている。平田議員の御指摘もありましたが、抜本的なやっぱり対策というのはとっていかないといけないと思っておりますので、そこをまた親川孝雄議員からも知恵を貸していただいて、どういうのができるかも含めて検討していきたいと思っております。 ◆18番(親川孝雄議員)  ありがとうございました。 私の認識不足で、ビクトリアス市はまだ姉妹都市ではないということでありますので、訂正をさせていただきます。すみませんでした。 案外、現地では、恒常的に常日頃食べているものの中にも、本当に気候的にも沖縄と一緒の部分があると思いますので、熱帯でありますので、案外、掘り出し物と言ったら語弊があるかもしれませんが、おもしろい作目が導入できるんじゃないかなと思っています。 ぜひ機会をつくって、そこら辺、食べ方等も現地の皆さん方が、フィリピンの皆さんが食べたほうでとてもおいしいというのがあるかもしれませんので、そういった作物等をぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。 3点目に移ります。 文化財の保護活用についてですが、南城市には他の市町村に比べることできないぐらい、この答弁書によりますと1,500カ所もあるということで、すごい地域であるなと。本当に神代の昔からこの南城市というのはすごいところだなと考えております。 見落としたところで3件、私が確認をしております。 まず、1点目は献穀田であります。 この献穀田というのは、天皇家にお米を献上する田んぼなんですけれども、その中でこれは昭和18年に志喜屋のほうで指定されまして、県知事も参加をして、参列をしての田植え式だったようです。当時の知念村内の各字から純潔の早乙女たちが、総勢20名が選抜されて、真新しいもんぺ姿に赤いたすきをかけて、頭にはムンジュルの花笠をかぶり、横1列に並んでの田植え式だったようであります。 そして、収穫の際にも、この娘たちが脱穀したもみから、割り箸を使って1粒1粒選んで、2升のもみが天皇家に献上されたようであります。そういった、非常にストーリー性もある献穀田でありますので、今後とも残していただきたいなと。 サイン事業で、全部ほとんどのところがきれいに表示されていますけれども、この献穀田と、それから、あと2つの貝塚、これは志喜屋の熱田原貝塚と山里の真謝原貝塚ですが、そこも抜けております。 特に真謝原貝塚におきましては、石斧や叩き石、それに土器の破片が多数出土してということで、当時の県庁の文化課が調査したところ、海岸線に近い貝塚からこのような出土品が確認されたのは県内でも真謝原貝塚が初めてとの発表がされて、当時の新聞にも大きく報道されたようであります。 ぜひここらも、説明板もつけてもらって表示していただきたいと思います。それについてお願いします。 ○議長(国吉昌実)  時間となりました。 ◎教育部長(上原昇)  最後の部分ちょっと聞けなかったんですけど、献穀田のサイン関係ですよね。 献穀田については現場も、現在、確認してはいるんですけれども、サイン事業で標識は多分、平成10年3月31日に標識もちゃんとした説明板も立てられてはいるんですけど、現在において確認されたら、全部倒されていると。写真も撮ってきたんですけどね。倒されている状況であるので、その辺を再度現場を確認して整備できたらなと思っています。 献穀田については、戦前、天皇を中心とした皇国思想を語る上では歴史的意義があるものということで、委員会としても認識をしています。 大変重要なものでありますので、今後もそこら辺を、専門機関等も相談して、どのような整備をしていくか、できるものなのかというのも踏まえて検討させていただきたいと思います。それでよろしいですか。 ○議長(国吉昌実)  これで本日の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回は6月14日金曜日、午前10時から本会議を開き一般質問を行います。 本日はこれで散会します。     (散会 16時26分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長    国吉昌実署名議員  仲間光枝署名議員  前里輝明...